今回ご紹介する東京都・檜原村(ひのはらむら)は奥多摩の西側に位置する、秩父多摩甲斐国立公園にその多くが含まれる都内でも唯一の村として知られています。都心から日帰りでアクセス可能で、年間約120万人の人々が観光に訪れています。
太古より人々が山で暮らしていた記録がある他、室町時代から昭和初期にかけて炭焼産業が盛り上がっていたそうです。
近年はハイキングコースや点在する滝を目当てに観光業などで盛り上がりを見せている他ワーケーション施設などもオープンし、関係人口も増えているなど気になる情報も多い檜原村へ訪問しました。
ぜひ、檜原村を訪れる前にはサスタビ20カ条にもある「03 事前に旅先の歴史・文化をしらべておこう」も参考にしてみてください。

檜原村のサステナブルツーリズム3選
筆者が実際に足を運んだスポットを交えた、檜原村やその周辺のサステナブルツーリズム事例を見ていきましょう!
観光旅館 本陣
「観光旅館 本陣」は、秋川渓谷の山々に囲まれた落ち着いた雰囲気の宿です。地元食材を使用したお料理が魅力の宿ということで、朝・夕食付きの1泊プランで利用しました。
檜原村を流れる南秋川に面したお部屋からは、鳥のせせらぎとともに川辺で遊ぶ子供たちの声も聞こえてきます。お部屋でのんびりと過ごした後はお待ちかねの夕食を頂きます!
旬の食材、山や海の幸をふんだんに取り入れた「摘み草料理」に舌鼓を打ちます。摘み草料理とは、旬の野草や山菜を摘んで食すことでありかつては貴族が日本の四季折々の自然を愛でる遊びとして行っていたものだそう。受け継がれてきた豊かな自然を次世代に継承していきたいものですね。
地域の自然の恵みをお料理で贅沢に。
朝食はモーニングコールをもらい朝8時から。檜原村特産の刺身こんにゃくが特にお気に入りです!宿泊者以外も、入浴・日帰り利用の方も料理コースは提供されているとのことなので、気軽に地域の食を目当てに訪れてみては。宿ではお料理や温泉を楽しむ他に、徒歩で川に行けると教えてもらったので夕食前に散策がてら向かってみることに。

ほんの数分で、透き通る清流へ到着。谷底から上を見上げると青々と生い茂った木々が夏の日差しを受け止めていました。

ひのはらファクトリー
続いてご紹介するのは、檜原村じゃがいも焼酎工場等施設「ひのはらファクトリー」。今回檜原村を訪問するにあたり目的地とした場所のひとつです。2021年にオープンした施設は、焼酎の工場、カフェ、檜原村のヒノキを使ったアロマ製品やその他特産品などが販売されており、家族連れなどでにぎわっていました。

こちらは檜原村の中硬水とじゃがいもを原料としてつくられた蒸留酒「ひ乃はら物語」。焼酎が苦手な筆者ですが、試飲ができるとスタッフさんにお声がけいただいたので恐る恐る度数の低い12度のものを頂くことに。度数が低いので割らずにそのまま飲めること、度数の強いお酒が苦手な方からの要望から誕生したなどのエピソードを教えていただきつつ、いざ試飲!すっきりとした味わいに、後味でほんのりとじゃがいもの香りがして比較的飲みやすいと感じました。本格的に楽しみたい方は25度、40度とラインナップがあるのでぜひ試してみてください。
試飲コーナーの向かいには、檜原村の特産檜を使用したアロマ製品が並びます。
本格的な檜精油とキーチェーン付きのコロッとした形が愛らしいアロマウッドのセット商品はお土産にもおすすめ。地元産のお土産は地域経済の活性化や循環にも寄与します!


香りのサンプルを嗅ぎ比べ、ヒノキ幹とゆずをブレンドしたルームミストを購入。デスクワークの気分転換に愛用中!
また店舗奥はカフェが併設されており、檜原村特産のじゃがいもを使用したコロッケ、檜原村特産の舞茸を使用した焼きそばなどを頂くことができます。公式サイトにはカフェスペースのワーケーション利用も歓迎とありましたので気になった方はチェックしてみてください。
檜原村観光協会
訪れた土地の歴史や文化を知ると、その土地への理解や愛着がもっと深まります。近年は旅の情報をSNSで取得することも一般的ですが、旅のはじまりには、ぜひ地域の観光協会や案内所を利用して現地だからこそ入手できる生の情報をキャッチすることをサスタビではおすすめしています。檜原村の入り口にある「檜原村観光協会」では各種パンフレットや土産物の販売、レンタサイクルなどが旅人のみなさんを出迎えてくれますよ!
また、観光協会のサイトにはモデルコースや季節のイベント情報など、現地の生の情報が日々更新されていますので旅の前にぜひアクセスしてみては。今回は機会を逃してしまいましたが、筆者もエコツアーの情報収集に活用しました。
【番外編】グルメからコワーキングまで!檜原村おすすめふるさと納税情報
檜原村の予習や滞在中、訪問後にもふるさと納税を利用してもっと旅を楽しんでみませんか。
檜原村ふるさと小包セット

画像出典:https://item.rakuten.co.jp/f133078-hinohara/kan-011/
サントリー天然水の水源地でもある檜原村の水資源は、農産部やお酒など豊かな食文化を育んでいます。そんな地域の恵みを詰め込んだ「檜原村ふるさと小包セット」は焼酎、ワイン、アヒージョ、刺身こんにゃく、山蕗の佃煮、漬物の檜原村の食にまつわる特産品を詰め込んだ豪華なセットです。
Village Hinohara コワーキング1日利用券(平日のみ)

画像出典:https://item.rakuten.co.jp/f133078-hinohara/vhh-001/
テレワーカーやノマドワーカーのみなさんにおすすめしたい檜原村のふるさと納税は、コワーキングスペース利用券です。檜原村の”Villaging”(ヴィレッジング、むらづくり)に繋がることを目指している施設である「Village Hinohara」で、豊かな自然を満喫しながら滞在を楽しんでみるのも良いかも。
古民家カフェ晴ノ舎ドリンク&季節のランチセットペア食事券とお土産季節のスワッグお土産付き

画像出典:https://item.rakuten.co.jp/f133078-hinohara/har-009/
檜原村の人気古民家カフェ「晴ノ舎」のランチセットをふるさと納税の返礼品で頂けます。登録有形文化財の趣ある建物で、地元野菜をたっぷり取り入れたココロもカラダも元気になるひとときを過ごしませんか。
【檜原村のふるさと納税情報はこちらから!】
次の旅は檜原村へ!
檜原村のサステナブルツーリズム事例を紹介しました。あなたも檜原村やその他の旅先でもおすすめのサービスや場所を見つけたら、ぜひサスタビのスポット・イベント登録フォームやSNSから情報のシェアをお待ちしています!
フリーのライター/エシカル・コンシェルジュ。学生時代、100本以上のドキュメンタリー映画を通し世界各国の社会問題を知る。事務職を経て独立後、ソーシャルグッドに関連する記事を執筆。都会暮らしからはじめるエシカルな暮らしを実践中。
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