サスタビとは

山からの景色

The area visited by the traveler
Make a sustainable society

旅人が、訪れた
地域を持続可能な
社会にする

旅を通じて持続可能な社会をつくる。

旅すること、移動することは、新しい発見や人との交流に繋がり、社会に変化をおこします。人が、生き生きと生きていく上でなくてはならないものだと思います。また、旅人自身の価値観の形成に大きく役立ちます。

また、旅は、地球環境や広く社会、経済、また旅先の地域社会に大きく影響を与えます。持続可能な社会を築いていく為にも、旅を提供していく側にも、利用していく側にもそれぞれに責任ある行動が必要です。

「サステナブルな旅」とは、旅を通じて持続可能な社会をつくる旅と考えます。

旅人が、旅をする時に、旅による様々な影響を配慮しつつ、旅先の地域社会にも配慮しながらその土地を楽しむ、観光業も旅による様々な影響を配慮し、またその地域社会にも配慮しながら観光業を営み、旅先の地域社会が、住み良い社会になる様に旅を提供する。

そんな旅をする事で、持続可能な環境や社会や経済を生み出していくことです。そうして、自分の住でいる地域社会も良くなっていく様な旅の仕方がある筈です。そんな新しい旅のスタイルを探究していきます。

サスタビの主な取り組み
サスタビが取り組んでいる内容

01

サステナブルツーリズムに関連する情報を発信することで、その意義を伝える啓蒙活動。

02

旅人が「サステナブルな旅」を実践する際に役立つ、関連する施設、宿、ツアー商品、体験サービスなどの紹介。

03

「サステナブルな旅」に関心のある旅人のコミュニティ作りと、メンバー間の情報交換、交流を通した「サステナブルな旅」についての探究。

 

Policyサスタビのポリシー

01

人は、自然の一部であり、自然と対峙するのではなく、共生してかなければいけない。

02

旅の本質は、ダイバーシティーとインクルージョンを体得し、楽しむこと。
それは地域社会との生活習慣や文化の違いを楽しみ、受け入れ、また人間の共通項を探すこと。

What is sustainable travel?

「サステナブルな旅」とは

「サステナブルな旅」とは、旅を楽しみながら、広く地球環境、社会、経済に配慮し、旅先の人々の暮らしに敬意を払い、旅することです。

そうして、未来世代に遺すべき資産を守り、学び、伝え、持続可能な社会を作っていく事です。

「サステナブルな旅」とは、持続可能な社会をつくる為に、旅人が、旅することによる地球環境や、広く社会や経済への影響や旅先の地域社会への影響を配慮しつつ旅することだと考えています。

では、持続可能性とは何かというと、広義では、将来にわたって継続していくシステム。狭義では、自然界の過去、現在、未来へと続く持続性、人間社会から考えると現在世代と次世代間の機会を公平にし、次世代の社会がより良い社会にできる機会を担保していくこと。基本的に自然の摂理は、持続性を持ったシステムです。

「秩序は守られるために、絶え間なく壊されなくてはならない」

「生命とは、動的平衡にある流れである」~生物と無生物の間

ビッグバンから200億年かけて物質から生物が生れ、あるものは自滅しまた新しいものが生れ、そして人間が生れ、人間が自然(宇宙)の一部だとすると宇宙を自己認識できるようになりました。自然の大法則そのものが、持続性があるシステムだと考えます。人間は、地球という環境の中で、特にここ100年くらい人間の都合のいいように地球を人工化してきた訳です。人間は、徐々に自然と対峙するようになり、地球に大きく影響を与えてきました。

人口78億になり、ますます自然環境に影響を与え、自然の法則に抗うようになってしまいました。改めて、人間は、自然の一部であり、対立軸で考えるのではなく、自然の一部だと考え行動しなければならない時期に来ています。社会が、騒いでいるのは、持続性がなくなってきた危ないと感じているからです。

持続可能な社会とは、現世代から次世代の人達に、よりよい社会をつくれる余地を残していくことです。この中で、旅も大きく社会に影響を与えます。

UNWTOの定義で、「持続可能な観光とは、訪問客、業界、環境および訪問客を受け入れるコミュニティーのニーズに、対応しつつ、現在および将来の経済、社会、環境への影響を十分に考慮する観光」としています。観光業界からの目線で作られているように思います。

旅の仕方も、マスツーリズムから旅人のライフスタイルに合わせたそれぞれの旅に変化してきています。

「サステナブルな旅」の情報サイトは、旅人目線で見て、旅人が現地地域社会で何ができるか、帰ってきてから社会にどんなことができるのか、みんなで考えながら答えを探していくのを目的にしています。

従って、「サステナブルな旅」とは、持続可能な社会をつくる為に、旅人が、環境、広く社会や経済、および旅先の地域社会が、持続可能になるよう配慮しながら旅することだと考えています。

特にコロナ後、観光客の責任について意識が高まっています。これからどんな旅の在り方があるのか、旅人目線で考えていきたいと思います。

Messeage

代表メッセージ

「サステナブルな旅」の情報サイトをつくろうと思ったわけ。

コロナ禍で、旅は不要不急かと問われ、また、「旅とは何か」を、改めて問われています。旅は意味あるし価値あるし、自分にとって、旅は、自分の人生観に大きく影響しました。旅好きとしては、旅が生活の一部の様になっていた事を思うと、やはり旅とは何か、しっかり考えてみたいと思います。

旅のスタイルも様々です。其々の人のライフスタイルに合わせた、其々の人の目的に合わせた旅が有る筈です。旅に行くと現地の人に出会ったり、新しい体験してみたり、単に観光をするだけでなく、もっとその土地の本来の姿、日常の姿に出会います。

旅は、自分自身が楽しむことが目的ですが、訪れた旅先の地域社会にも何かしら影響を与え、旅で得た体験が自分のライフスタイルに影響を与え、自分の住でいる地域社会にも徐々に影響していくものだと思います。

ただ、コロナ禍で、観光地の人達から、観光客が来るのは控えてほしいというメッセージが強くなりました。観光客は、観光地に行ってお金を使い、経済的貢献度も大きいからと、行政や観光業者は、観光客の行動には少し大目に見ていたと思います。旅人も、遊びに来ているんだから、少しぐらい羽目を外しても許されるという甘えもあります。特に観光業者は、たくさんの観光客が来てくれれば経営的には儲かるし、まわりまわって地域社会にも貢献していると思っていたはずです。ところが、地域住民の人達から、観光客は来ないでほしいという声が、上がってきたわけです。

実は、観光客がくることで、多くの地域住民の人達には、そんなにプラスになっていなかったのです。交通渋滞になったり、観光客で騒がしくなったり、治安が悪くなったり、自然環境も破壊されたり、地価や物価が上がったり、様々の弊害もあったわけです。

旅には、プラスの影響(経済効果、地域の文化の相互理解など)とマイナス面の観光公害(オーバーツーリズム)環境負荷などの影響があります。
また、旅先の地域だけでなく、広く、地球環境、経済、社会への影響があります。そのことにもっと配慮して、旅すべきだと気づかされました。

旅することは、地球の環境や、広く社会や経済に影響を与えます。「サステナブルな旅」とは、旅を通じて持続可能な社会をつくっていくことだと考えます。

旅人が、旅をする時に、旅による様々な影響を配慮しつつ、旅先の地域社会にも配慮しながらその土地を楽しむ、観光業も旅による様々な影響を配慮し、またその地域社会にも配慮しながら観光業を営み、旅先の地域社会が、住み良い社会になる様に旅を提供する。そんな旅をする事で、持続可能な環境や社会や経済を生み出していきます。そうして、自分の住でいる地域社会も良くなっていく様な旅の仕方がある筈です。そんな新しい旅のスタイルを探究していきたいと思います。

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