サステナブルな旅」とは、旅を楽しみながら、広く地球環境、社会、経済に配慮し、旅先の人々の暮らしに敬意を払い、旅すること。「サスタビを知る」のコーナーでもさまざまなサステナブルスポットや事例をご紹介していますが、こちらの記事では、2022年4月にリリースされた最新のサステナブルなニュースをピックアップしてご紹介していきます。
アパレル×サステナビリティは踊り場 「で、着る人は何を得られるか」を訴求せよ
アパレル業界では繊維の研究などが進み、それをどう使うかというフェーズに突入しています。消費者に対して「その商品を使うとどんなメリットがあるのか?」を訴求しなくてはなりません。サスタビでも似たような課題を抱えており、「サステナブルな旅をすることに、どんなメリットがあるのか」は常に明確にしておく必要があると感じています。
サステナブルな視点で旅を楽しむ50のアイデア「ASEANへのやさしい旅 50」公開
画像引用:https://livhub.jp/news/sustainability/asean50-2304.html
国際機関日本アセアンセンターは、「ASEANへのやさしい旅 50」を、Travel in Lifeにて公開しました。日本ASEAN友好協力50周年の記念事業として認定されており、50周年にちなんで、50件のASEAN諸国で楽しむ「サステナブルツーリズム(持続可能な観光)」のアイデアを提案しています。サスタビでも旅を楽しむための20か条を公開していますが、コンセプトは共通する部分があるかもしれません。
実はその行動がCO2削減に JALが旅にかくれたサステナビリティ「かくれナビリティ」を発信
画像引用:https://eleminist.com/article/2662
JALは、旅のなかに隠れたサステナブルアクションを可視化した動画を制作。「かくれたサステナビリティ=#かくれナビリティ」として、航空機を利用するユーザーが取り組みやすいアクションを紹介しており、空港内サイネージやSNSなどで発信しています。例えば「定時出発ができないと、定時到着に間に合わせるために、もともと計画していたスピードより加速する必要が出てきてしまい、CO2が余分に排出されてしまう」といった内容が紹介されています。
ホテルアメニティのプラスチック使用量を約15トン削減へ ~サステナブルで環境にやさしいご旅行を~
森トラスト・ホテルズ&リゾーツ株式会社は、未来を紡ぐサステナブルな企業を目指し、2024年度を目途に運営18ホテルで年間約16トン使われているホテルアメニティを見直しすることで、プラスチック使用量を約15トン削減するべく取り組むと発表しました。具体的には、「木製や竹製、減プラスチック製品など環境に配慮したアメニティを順次導入」「ご宿泊される皆様にアメニティをご持参いただく取り組みを実施」「2023年9月以降、一部ホテルアメニティの無料設置を廃止し、順次販売へ変更」などにを実施します。
日本各地の地域資源を生かしたサステナブルツーリズムを推進
インバウンド旅行のコンサルティング事業を手掛けるTricolageは2022年12月、持続可能な観光の国際基準・GSTCのツアーオペレーター認証を日本で初めて取得しました。今後はサステナブルツアーの開発支援を行うとともに、国内のサステナブルツーリズム普及に向け、他事業者の認証取得も後押ししていくそうです。すでに、4つの基準を軸に、八ヶ岳のホテルの宿泊プランを開発した実績もあります。
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