環境や社会の持続可能性を目指す国際目標「SDGs」をテーマにしたアイドルグループ、CoCoLo♡RiPPLe(ココロリップル)をご存知でしょうか。
通称“SDGsアイドル”と呼ばれ、ライブ活動を通じてSDGsの17の目標を広めるだけでなく、各メンバーがそれぞれの得意分野や関心事に応じて、SDGsに関連する様々な活動を展開しています。
2023年4月9日(日)には「ACTION FOR THE FUTURE〜アイドルの力で地球を救う!〜」のタイトルで渋谷にてアイドルたちとSDGsを学ぶフェスを開催、学ぶだけではなく参加費の一部が開発途上国の子どもたちの学校給⾷プログラムの⽀援にあてられ、フェスに参加することが支援につながるという新しい取り組みでした。
サスタビとしても様々な切り口でサステナブルツーリズムが広がればいいと考えているため、今回はそんな「SDGs × アイドル」として活動するCoCoLo♡RiPPLeについて紹介していきたいと思います。
SDGsアイドル「CoCoLo♡RiPPLe」とは
(引用:https://sdgs-idol.com/)
CoCoLo♡RiPPLeは、SDGsを広めるために結成されたアイドルグループです。メンバーそれぞれが異なるSDGsに関心を持ち、ライブやYoutube中心の活動を通じて、ファンの人たちにSDGs普及を訴えかけています。グループ名には「心・想い」を「波及」させていこうという意味が込められています。
例えばメンバーの七森ひなさんは1年間フィリピンにいた際、フィリピンの人たちが服を地域の人たちで回すことや、ゴミを出さないように心がける持続可能な生活をしているのを見て素敵だと感じたことや現地の貧困問題が活動のきっかけになったそうです。
映像の企画・制作を行う千代田ラフト所属のアイドルグループということもあり、Youtubeのクオリティが本格的なことも魅力の1つ。その中でもSDGs企画としてゴミ広いをしながらジョギングをする「プロギング」に参加する様子や、「リサイクル工場」を見学する様子などを配信しています。
CoCoLo♡RiPPLeの楽曲に込められたメッセージ
(引用:https://sdgs-idol.com/)
ココロリップルの曲はそれぞれSDGsの項目に紐づいているのが特徴です。
例えば「バラバラ・アンバランス」は持続可能な開発目標の10番目「人や国の不平等をなくそう」をテーマにした曲で、世の中の不平等さを当たり前と思わず、解決するための一歩を踏み出して欲しいという気持ちを表現しています。
他にも「風が強く吹いている」は、持続可能な開発目標の1番「貧困をなくそう」/2番「飢餓をゼロに」がテーマ。「世の中の歪みから目を逸らさず、できることを模索し、声を上げ続ける。想像し、行動を起こすことの大切さを伝える歌」として発表しています。
渋谷で行われた「ACTION FOR THE FUTURE」イベント
ACTION FOR THE FUTURE出演アイドル
冒頭にも述べた通り、2023年4月9日(日)には渋谷でココロリップルと、その想いや活動に共感したアイドルグループたちとで「ACTION FOR THE FUTURE」が開催されました。
昼の部と夜の部の2部構成で、チケットの購入金額の一部は、開発途上国の子どもたちの学校給⾷プログラムを⽀援する「TABLE FOR TWO International」を通じて、各国の提携団体に寄付されます。アイドルイベントに参加することで、同時に世界中の飢えに苦しむ子どもたちの食糧支援もできる、という仕組みです。
ココロリップルの活動に賛同したアイドルの方々は以下。
- C;ON
- 透色ドロップ
- PANDAMIC
- マジカル・パンチライン
- 純情のアフィリア
- ハニースパイスRe.
- Bunny La Crew
- Luce Twinkle Wink☆
アイドルと学ぶSDGsトークコーナー
イベントでは、各グループがステージで熱いパフォーマンスを披露するだけでなく、全グループがステージに上がり、身近なSDGsについてディスカッションする「SDGsトーク」コーナーも設けられました。題材になったのは、ココロリップルのメンバー、七森ひなの1日。アイドルの生活をつぶさに振り返りながら、日常の中で手軽に取り組めるSDGs施策について学びました。
たとえばお風呂での節水対策。オーストラリアでは水不足解消のため国民に4分/7分を計測する砂時計が配られており、シャワー室に持ち込んで節水を意識するために活用している事例を紹介。
また、汚れた水を濾過するのにもエネルギーを使うため、日本のように水が豊富な国でも節水する必要があることなどを伝えていました。
ココロリップルは衣装もSDGsを意識
ココロリップルは衣装に関してもSDGsを意識しています。
Tシャツなどの服を作るためにも大量の水が必要となり、CO2が排出されます。環境省のHPによると服1着をつくるのに必要な水の量は約2,300リットル、CO2は約25.5kgが排出され環境への負荷が問題視されています。(詳細)
ココロリップルがこの日きていた衣装は、使わなくなったカーテンの布をアップサイクルしていることもSDGsトークライブ中に触れていました。
アイドルのチカラでSDGsを発信するココロリップル
CoCoLo♡RiPPLe(ココロリップル)は、これからもSDGsに関する情報を、明るく、楽しく、かわいく、発信し続けています。
発信を受け取り、一緒になってSDGsの認知拡大に協力してくださるファンの方々を「レシーバー(受信者)」と呼び、HPで常時レシーバーの方を募集中です。
今後はSDGsアイドルにサステナブルな旅の仕方を実践してもらい、発信してもらうというようなそんな取組ができればいいなと思います。
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