サスタビを知る「サステナブルな旅って、なに?」―そんな素朴な疑問について、さまざまな視点から考えます。

WWOOF(ウーフ)って何?日本でできる?お金のいらない、助け合いの旅とは

WWOOF(ウーフ)って何?日本でできる?お金のいらない、助け合いの旅とは

WWOOFって何?お金のいらない旅なんてあるの?

サスタビ読者のみなさんは「たくさん旅がしたい!」「旅をして暮らしたい!」と1度は思ったことがあるのではないでしょうか?

でも、旅をするにはお金がかかりますよね。リモートワークが進み、旅先でも仕事ができるようになってきた部分もありますが、まだまだ働きながら旅ができる人は多くないかと思います。

でも、誰でも日本中・世界中をお金を使わずに旅をする方法があるんです。それがWWOOF(ウーフ)。

今日は実際に大学生の時、WWOOFを使って旅をした筆者がWWOOFの仕組みや魅力、はじめ方について紹介します!

WWOOF(ウーフ)とは

WWOOF(ウーフ)とは、World Wide Opportunities on Organic Farmsの略で、「世界に広がる有機農場での機会」という意味です。

有機農場を核とするホストと、そこで手伝いたい・学びたいと思っている人とをつなぐサービスで、お金のやり取りではなく「食事・宿泊場所」と「力」と「知識・経験」の交換で成立する仕組みです。

有機農業を営み「食事・宿泊場所」を提供する側を“ホスト”、そこを訪れ「力」を提供する旅人側を“WWOFFer(ウーファー)”と呼びます。

WWOOFにおいては、ホストとウーファーとの温かなコミュニケーションを大切にしていて、助け合いと学び合いをしながら短い期間一緒に生活し、家族のような友達の関係が築けます。

1971年にイギリスで始まった制度で、オーストラリア、ニュージーランドで発展し、現在は世界20か国以上にWWOOF事務局が設置されています。日本では1994年から「WWOOFジャパン」として活動が始まりました。

各国のWWOOFは独立しているので、自分がWWOOFしたい国でWWOOFerとして登録をし、年間登録料を支払います。登録は1年間有効で、期間中は何ヶ所でも、何日滞在してもお金はかかりません

登録料は国によって異なりますが約2000~5000円で、2年目以降更新すると割引が適用される国もあります。

日本でWWOOFをはじめるには?

WWOOF JAPAN(ウーフジャパン)に登録するには?

引用:WWOOF Japan

日本では16歳以上なら誰でも、15歳以下でも保護者と一緒であればWWOOFerに登録することができます。

初年度の登録料は一人5,500円で、現在(2022年)は初年度のみ6ヶ月の期間がボーナスとして加算され、合計1年半(18ヶ月)の期間、会員でいられます。

2年目以降も更新をすると、継続優待会費で
・2年目    2,900円
・3-4年目   1,900円
・5年目以上 1,500円
とかなりリーズナブルに会員資格を保持できます!

WWOOFの登録は、WWOOF Japanのサイトから申し込みフォームを送信し、登録料を送金するだけ。数日中に手続きが完了し、すぐに気になるホストに連絡をすることができます!

WWOOFには、どんなホストがあるの?

日本では2022年現在、北海道から沖縄まで約300ヶ所のホストが登録されています。

ホストは有機農業、つまり無農薬・無化学肥料で作物を育てる有機農家が中心です。農家でなくても、持続可能な営みを実践する民宿・ゲストハウス、体験施設や、自然食レストラン・カフェ、陶芸工房など…

半分農業で半分は別の仕事をする、いわゆる半農半Xタイプの受け入れ先もあります。

ホストの多くは、環境と自然を大切にする気持ちを持ち、サステナブルやエシカル、ロハスな思考を持っています。

現地で行う作業の内容や受け入れ期間は、ホストごと、また季節によって様々です。
自分の知らない仕事や暮らし方をなんでも楽しむつもりで参加するのがおすすめです!

WWOOFerになるメリット、こんな人におすすめ

WWOOFのメリット

WWOOF(ウーフ)で旅をすることで、交通費以外のお金はかかりません。お金の心配をせずに、長期間あるいはあちこち旅に出られるのは嬉しいですよね!

でも、WWOOFの魅力はそれだけではありません。

一番の魅力は人との出会い。ホストやその家族はもちろん、地域の方、他のWWOOFerさんなど、年齢も国籍も様々な人と出会い、生き方や考え方に触れることができます。

また、ホストさんが育てた新鮮で美味しい食材で作った料理や、オーガニックな生き方、豊かな自然や体を動かすことの大変さと楽しさ。

自分の手足と目と鼻と口と…全身の感覚を通して得た体験は、他には替えられない特別な経験になります。普通の観光では得られない、忘れられないたびになるはずです。

WWOOFはこんな人におすすめ!

いつか農業を営みたい、田舎暮らしをしたいと思っている人は、実際にそうした生活を体験できるのでおすすめです。

また、自然を味わいたい、動物と触れ合いたい、食に興味がある、知らない土地に行ってみたい、人との濃い繋がりが欲しい…そうした方はぜひWWOOF行ってみてください!

私も20才の時にはじめてWWOOFに行ったホストさんのところへは、その後も何度も遊びに行き、今でも仕事の手伝いに行ったり、季節の収穫を送ってもらったりと、温かい交流が続いています。

WWOOFでは、共に暮らし働く相手が何をしたら喜んでくれるかをお互いが常に考えながら、新しい視点や考え方を広く受け容れる姿勢が大切です。

何事もポジティブに楽しめる人に、とてもおすすめな制度です。

WWOOFで新しい旅と出会おう!

WWOOFは長年にわたり、環境と社会に配慮した農の発展、都会と田舎、そして世界の橋渡し、多様な生き方の入口づくりを行ってきました。

ホストの多くは手作業が多く、経費がかけられなかったり、季節ごとに忙しさが違ったりという農山村の小さな事業者で、WWOOFはその人手不足解消にも役立っています。

旅する人と、受け入れる人、そして社会にとっても「三方良し」なWWOOFを利用して、新しい旅をしてみてはいかがでしょうか?

参考:WWOOF Japan

この記事を書いた人

鈴木 さやか

ライター・コミュニティ運営

東京大学大学院在学中。専門は環境教育/社会教育。渥美半島⇔横浜の2拠点生活でローカル(実践)とアカデミア(理論)を行き来しながら、無理なく持続可能な生き方の選択肢を探求中!

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