【関西】京都のサステナブルツーリズム6選!事例・スポット紹介

そうだ京都で、サステナブルツーリズムをしよう

日本が世界に誇る観光地・京都。清水寺、金閣寺、銀閣寺をはじめ寺社仏閣が多く残り、見どころたっぷりの京都。

コロナ以前は“オーバーツーリズム”が問題となっていたことから、観光客と市民が共存し、地域に貢献する「持続可能な観光」を目指し、様々なサステナブルツーリズム事例に取り組んでいます。今度の京都観光は、ぜひサステナブルに楽しんでみては?

京都にあるサステナブルなホテルや、エシカルなお店、伝統を楽しめるアクティビティについてご紹介します!

京都のサステナブルツーリズムの事例まとめ

1.GOOD NATURE STATION(京都市)

言わずと知れたサステナブルホテルの先駆け「GOOD NATURE STATION(グッドネイチャーステーション)」は、心と体に心地よく、地球環境にもやさしい“GOOD NATURE”なモノが集まる複合施設です。

1階のマーケットエリアでは無添加やオーガニック、フェアトレードなどエシカルな食料品やグッズがずらり。全国各地のサステナブルブランドのPOPUPやマルシェ、ワークショップも行われます。

毎週木曜夕方、京都産の野菜を扱う顔の見えるマルシェ。

引用:GOOD NATURE STATION 公式HP

全部で9つのカフェやレストランが併設され、どの店舗も素材にこだわり五感で味わう特別な食体験が楽しめます。

施設の魅力を存分に味わうには、ぜひ宿泊を。環境や健康に配慮した建物に与えられる「WELL認証」と「LEED認証」を同時取得した世界で初めてのホテルで、無理なく心地よく、人と自然にいいものを取り入れる体験を味わってみてください!

引用:GOOD NATURE HOTEL 公式HP

京都の中心・河原町という好立地で、もちろん観光にも便利ですので、京都旅行の拠点はGOOD NATURE STATIONで!

2.量り売り専門店「斗々屋 京都本店」(京都市)

2021年に日本で初めてオープンした量り売り専門のスーパーマーケット「斗々屋(ととや)」さん。

ドライフルーツなどの乾物屋洗剤類はもちろん、野菜やお豆腐、肉や総菜など生鮮食品もすべて個包装なしで販売しています。

有機栽培やアニマルウェルフェアなど、責任ある作られ方にこだわる

引用:斗々屋 公式HP

旅先やホテルでちょこっとつまみたい、という時にも便利な量り売り。様々な商品を自分で袋に詰めながら、楽しくゼロウェイストに取り組めます。「量り売りのお店は初めて」という方にもおすすめです!

3.京都工房コンシェルジュ(京都市)

西陣織、京友禅、京漆器、清水焼、京うちわなど、京都に古くから伝わる伝統産業の数々。「京都工房コンシェルジュ」では、そんな京都の文化を受け継ぐ工房・職人さんのもとでものづくり体験ができる施設を紹介しています。


引用:京都工房コンシェルジュ 公式HP

やりたいことや予算、地域から体験を実施している工房を検索できるので、観光の予定に合わせて調べてみてはいかがでしょうか?

4.かめおか保津川エコna川下り(亀岡市)

”SDGs未来都市”である亀岡市では「かめおかプラスチックごみゼロ宣言」を始め、街全体でサステナビリティの推進に取り組んでいます。

渡月橋を挟んで上流が「桂川」、下流が「保津川」になる

そんな亀岡市を流れる保津川は、紅葉の名所・嵐山の渡月橋から流れる河川ですが、残念ながらごみを捨てる人が後を絶ちません。そこで、保津川のプラごみの現状を知り、問題を身近にするために企画されたのが「かめおか保津川エコna川下り」ツアーです!

川下りを通して、私たちができることをかんがえてみましょう!
※開催時期が限られているので、参加される方はホームページから詳細をご確認ください。

5.和菓子作り体験(亀岡市)

亀岡は、京都府随一の丹波大納言の生産地でもあります。市内には老舗の和菓子屋さん多くあり、工場見学や作りたてのお菓子で喫茶を楽しめます。

「あずきの里」では、「京菓子ふじ幸」の職人さんによる指導で美味しく、見た目も美しい和菓子作りを体験できます。

地元産の食材を使った3種類の和菓子作りを学べる

引用:森の京都 公式HP

地元農産物を使ったてづくりの和菓子と、淹れたてのお抹茶を頂きながら、日本の伝統的なお菓子作りを学んでみては?

6.京都観光行動基準(京都観光モラル)

引用:京都観光行動基準(京都観光モラル)公式HP

これまで観光客の殺到による“オーバーツーリズム”の問題に向き合ってきた京都では、京都観光に関わる全ての人が、お互いを尊重しながら持続可能な京都観光をともに創りあげていくことを目指して『京都観光行動基準(京都観光モラル)』を設定しました。

コロナや気候変動などの課題に直面する今だからこそ、これからの観光の在り方を見つめ直し、より前に進んでいくチャンスなのかもしれません。

ぜひ皆さんも、旅先でどんな行動や心がけをしたらよいのか、考えてみてください!

サステナブルツーリズムを楽しもう!

「ただ自分たちが楽しめればいい」そんな旅はもう求められていません。出かけた先の地域性や文化、環境に触れ、旅を通じて社会がちょっと良くなるような “カッコいい” 旅のカタチを見つけてみませんか?

定番の観光地・京都だからこそ、一歩進んだ新しい旅の楽しみ方で、誰もが笑顔になれるサステナブルな旅を意識してみてください!



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