「サステナブルな旅」とは、旅を楽しみながら、広く地球環境、社会、経済に配慮し、旅先の人々の暮らしに敬意を払い、旅すること。「サスタビを知る」のコーナーでもさまざまなサステナブルスポットや事例をご紹介していますが、こちらの記事では、2023年10~11月にリリースされた最新のサステナブルなニュースをピックアップしてご紹介していきます。
東京スカイツリーにて修学旅行生向けにサステナブルな体験プログラムをスタート
引用:東京スカイツリー、修学旅行生向けにサステナブルな体験プログラム、東洋大学の学生と連携で企画
東京スカイツリーと東洋大学は2023年10月2日から、産学連携企画として、学校団体向けのサステナブル体験学習プログラム「~for our sustainable planet~『#サスプラ』」を開始しました。小学校から高校までの修学旅行生向けに、東京スカイツリーに訪れる学生が、地域のサステナブルな取り組みを体験・学習できるようにするもの。東京スカイツリーの若手社員と東洋大学国際観光学部の学生たちが企画しています。
JALのラウンジの “コーヒー粉を再生” した国産クラフトジン『Re FLY』が発売
引用:JALのラウンジの “コーヒー粉を再生” した国産クラフトジン『Re FLY』11月1日より発売
JALグループのESG戦略の取り組みの一環として、実施された未活用素材「コーヒー粉」が美味しいジンとして再び大きく羽ばたくというストーリーを名に冠した『Re FLY』。「サステナブル・チャレンジフライト」にて、50mlのティザーボトルとして限定展開していましたが、この度、羽田空港・成田空港国際線「JALファーストクラスラウンジ」内の「JAL’s SALON」をはじめ、羽田=ニューヨーク線 国際線JALビジネスクラスにて提供開始。さらに、JAL公式オンラインショップの「JAL ショッピング JAL Mall 店」や東京・蔵前にあるエシカル・スピリッツの蒸留所「東京リバーサイド蒸溜所」にて販売開始しました。
「サステナブルな旅」の大賞は「阿蘇温泉観光旅館協同組合」に決定
引用:観光庁、「サステナブルな旅」を表彰、大賞は「阿蘇温泉観光旅館協同組合」、草原保全の循環モデルを創出
大阪で行われたツーリズムEXPOジャパン2023で「サステナブルな旅AWARD」受賞作品の表彰式が開催されました。大賞を受賞した「『三方良し』の循環モデルの創出」は、人口減により保全が難しくなっている阿蘇国立公園内の草原の一部立ち入り禁止区域を観光地化した取り組み。収益を野焼きなどの草原保全に活用し、阿蘇温泉観光旅館協同組合を中心とした地域が協働でガイドライン作成やツアーガイドの育成、ツアーの造成や費用に対する保全料の組み込みといった仕組みを造成していることに対して、小林審査委員長は「どの旅行会社でも活用できる仕組みを、地域が作り上げたという点を高く評価したい」と講評しました。
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