【埼玉】大宮のサステナブルツアーを開催してきました!

サスタビ編集部では、渋谷、蔵前、草加など関東近郊で街の魅力や持続可能性を探求する街歩きを開催してきました。

2024年7月の街歩きの舞台となったのは埼玉県・大宮周辺。
約半日のツアーの中で、大宮とはどんな街なのか?そしてサスティナブルな旅のヒントはあるのか?を探ってきました。

埼玉県・大宮ってどんな街?

まずは今回の舞台である埼玉県・大宮の街について一緒におさらいしていきましょう!
大宮は2024年の「住みたい街ランキング 首都圏版」で過去最高順位となる2位にランクインするなど、まさに「今注目したいエリア」なのです!

さいたま市10区のうちの1区である大宮区は、オフィスが立ち並ぶ東京駅や新宿駅も近く、特に大宮駅は東日本の玄関口とも呼ばれています。
周辺には大型商業施設なども多く、都内と比較すると家賃相場も安いなどの理由からベッドタウンとしても知られています。
有名なスポットは「鉄道博物館」、「さいたま市宇宙劇場」など。

また埼玉県で一番大きな繁華街である大宮南銀座もあることなどの理由から、治安を心配する声も聞かれるようです。
近年は再開発が進む大宮周辺は、大規模マンションの建設ラッシュなどの影響からファミリー層も多く流入していることなどもあり新陳代謝が進んでいる側面もあるようです。

大宮駅からすぐ!「コワーキングスペース7F」へ

大宮駅に集合したわたしたち一行がまず初めに訪問したのは「コワーキングスペース7F」。
大宮駅東口よりすぐの好立地にあり、コワーキングスペース、貸し会議室、シェア・レンタルオフィスなどのサービスを提供している施設です。当日は代表の星野邦敏さんに施設内をご案内頂いたあと、コワーキングスペース7Fの立ち上げの経緯や星野さんの半生についてたっぷりとお伺いしました。

引きこもりの過去を持ちながらご自分の手の届く事業から始められ、その後東京でオフィスを構えるも当時地元・埼玉に民間の共創空間がなかったことや、東日本大震災後に被災地に足を運び現地の人々にHP制作を教えた経験などから「地元のために何かしたい」と考えられたそうです。現在、コワーキングスペース7Fの利用者は日に約100人が利用する、地域のビジネスなどに関わる人たちの交流拠点として街を盛り上げています。

埼玉を代表する神社!武蔵一之宮氷川神社へ

あっという間に正午を迎え、次の目的地へと徒歩で向かいます。

キッチンカーで昼食を調達し、木陰のあるイートインスペースで頂きます。梅雨明け前にも関わらず夏真っ盛りのような天候。日差しの中を少し歩き回るだけで汗が止まらない暑い日だったため日陰のありがたみを感じます。
昼食を取った場所からは、鳥居と脇に立ち並ぶ木々が見えます。ここは次の訪問地である武蔵一宮氷川神社へ続く道「氷川参道」です。

ビルが立ち並ぶ駅周辺とは雰囲気が変わるこの場所は、650本の樹木が南北約2キロメートルに続いており多くはケヤキの木から構成されています。紅葉のシーズンや新緑の頃にもまた訪れてみたいと思いました!
みなさんも現地を訪れたときには、参道を歩きながら大宮の地や歴史に想いを馳せてみてはいかがでしょうか。

荒川流域を中心に、北は北海道から南は鹿児島まで約280社ある氷川神社のいわば総本山である「武蔵一宮氷川神社」。
歴史をたどると紀元前473年の孝昭天皇の時代に建てられた歴史ある古社で、境内は約3万坪を有します。

1時間弱ほど宮司さんにご案頂き、先ほどご紹介した参道の鳥井から先は戦後闇市だったことや、氷川神社の社名の2つの説についてなどのお話を伺いました。
厳かな建築にも目を奪われますが、橋がかかる大きな池にも氷川神社をより深く知るためのヒントが隠されています。

境内の奥に進み、落ち着いたエリアにあるのは川を蛇に見立てた「蛇の池(じゃのいけ)」。
多くの参拝者は楼門をくぐった舞殿と拝殿エリアから先には足を運ばない人も多いこの場所では、神秘的なパワーにあふれた湧き水が今も絶えずゆるやかに流れている様子を見ることができます。

今回は時間に限りがあったので敷地内すべてを散策することは叶いませんでしたが、また違う季節に自然を楽しみながら再訪したいと思います!

さいたま市国際観光協会×サスタビ一行で意見交換も

氷川参道二の鳥居前にある施設Bibli(ビブリ)は、旧大宮図書館をリノベーションしてつくられたコミュニティースペースです。
1Fの商業施設フロアにはマルシェや自転車で巡る大宮観光ツアーデスクがあり、 屋内外イベントスペースもあります。2Fにはさいたま観光国際協会やオフィススペースがあり、3Fには屋上テラスやオフィスで構成されています。

さいたま観光国際協会のみなさんとサスタビ一行にて、短時間ではありましたがそれぞれの活動についての紹介や意見交換を行いました。
サスタビも今力を入れている「街歩き」を協会でも取り組まれているそうで、公式YouTubeの「さいたま歩きが楽しくなる見るガイドブック」のプレイリストには「さいたま新都心周辺パブリックアートめぐり」や「城下町岩城」など観光の前にチェックしたくなるような動画が数多くアップされています。

最近では秩父市、川越市などとイベントを開催するなど横の連携を強化しているそう。またさいたま方面を訪れる人の多くはビジネス目的であることや、日中さいたま県内に滞在していても宿泊は都内に流れてしまうなど地域特有の課題があることなど現場の生の声を聞く貴重な機会となりました。

最後の目的地、大宮盆栽美術館へ

突然ですが、「大宮と言えば盆栽のまち!」であることをご存知でしょうか。筆者は今回の大宮サステナブルツアーを通して初めて知ることとなりました。
大宮の地には、「大宮盆栽村」と呼ばれる盆栽園が多く集まる地域があります。

その成り立ちは、関東大震災によって東京都文京区に多くあった盆栽業者の集団移転先として選ばれたことから始まりました。1925年、共同体として生まれたのが大宮盆栽村であり、今日盆栽は「Bonsai」として世界の愛好家が大宮の地を訪れています。今回訪問した「大宮盆栽美術館」は大宮盆栽村のすぐそばにある、世界初となる公立の盆栽美術館。日本の伝統的な文化芸術である盆栽を知るためにうってつけの場所です。

館内は、大きくギャラリーと庭園の2エリアに分かれています。まずは前半のギャラリーで盆栽には正面と裏(顔と背中)があることなど盆栽についての基礎知識を学びます。

後半では、いよいよ盆栽たちがお出迎え!お恥ずかしながら「見かけは小さくとも、数十年~の寿命を持つ」くらいの認識しかない状態で訪問した筆者を出迎えた盆栽の数々は、樹齢100年超え選手が当たり前……
中には300年以上の盆栽もあり、その命を紡いできた歳月や歴史に思いを馳せてしまいます。

ひときわ目を惹いたこちらの盆栽。幹の白い部分は枯れており、その姿が一味違った美しさを放っています。長い歳月を経験する盆栽には、こうして一部が枯れたまま形を残すことがあり、枝先のものを「ジン」、幹の一部が枯れたものは「シャリ」と呼ばれるそうです。
大宮盆栽美術館では、平日の来館者の半数が海外の方の日もあるなど、世界からも光が当たり、見直されている盆栽文化。実際に足を運びその魅力を確かめてみてはいかがでしょうか。

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