おさえておきたいサスタビニュース2022年10月

「サステナブルな旅」とは、旅を楽しみながら、広く地球環境、社会、経済に配慮し、旅先の人々の暮らしに敬意を払い、旅すること。「サスタビを知る」のコーナーでもさまざまなサステナブルスポットや事例をご紹介していますが、こちらの記事では、2022年10月にリリースされた最新のサステナブルなニュースをピックアップしてご紹介していきます。

■電動トゥクトゥクレンタル「りとれん」が福岡でサービス開始

引用:ファンファン福岡

次世代小型EV電動トゥクトゥクのレンタルサービスが、福岡市中央区の大稲大名パーキングで開始されました。電動トゥクトゥクとはガソリンではなく電気で動くトゥクトゥクで、地球に優しい乗り物です。乗車人数は3人で、時速5〜45kmまで加速できます。環境に負荷をかけることなく従来のトゥクトゥクと同じ楽しみ方ができるので、サステナブルな旅にぴったりの乗り物です。

エンジン音がないため、乗車中におしゃべりが盛り上がる点もポイントの一つ。福岡は歴史的スポットやグルメなど楽しめる場所が多いので、EVトゥクトゥクを使うことで効率的にたくさんの場所に足を運べます。価格は、1時間2,500円、2時間4,000円、3時間5,000円です。

次の福岡旅では、徒歩や自転車、公共交通機関とともに、ぜひこのEVトゥクトゥクを選択肢に入れてみてください。

ニュース:電動トゥクトゥクレンタル「りとれん」を8月16日より福岡市大名にてサービス開始

■竹箸メーカーの“サステナブル”モノづくり改革

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引用:ヤマチク

ヤマチクは、1963年に創業した熊本県の南関町に工場を持つ箸メーカーです。創業から半世紀以上、地域で切り出した竹材を使った竹箸づくりを続けてきました。そんなヤマチクでは2019年に「okaeri」というブランドを立ち上げ、サステナブルな箸づくりに注力しています。

竹は放っておくと山を荒らしてしまい竹害をもたらすため、人の手によって刈り取ることが必要です。「okaeri」では生長の早い竹を使うことで山を守ります。また、ブランディングを強化することで商品の良さを多くの方に伝え、売上を伸ばすことで「働く人の我慢」がいらないエシカルな状態を目指しています。

旅先に持っていくマイ箸をお探しの方は、ぜひokaeriを選んでみてはいかがでしょうか。サステナブルなストーリがあるだけでなく、箸先にいくにしたがって四角く削られているため転がらず、使い勝手もよい逸品です。

ニュース:「安過ぎる竹」の現状を変えろ、竹箸メーカーの“サステナブル”モノづくり改革

■「サステナアワード2022」募集開始

「サステナアワード2022」の募集が開始されました。

サステナアワードとは
食と農林水産業に関わるサステナブルな消費、環境との調和、脱炭素、生物多様性、資源循環など、サステナブルな生産やサービス・商品を扱う地域・生産者・事業者の取組に関する動画作品を募集します。
優秀な作品を表彰し、あふの環プロジェクトホームページや省公式YouTubeチャンネル(maffchannel)で紹介するとともに、農林水産省、消費者庁、環境省の様々なイベント等で発信するほか、特に優秀な作品は、英語版を作成の上、国際会議の場などを通じて国外にも広く発信します。
(引用:「サステナアワード」募集開始

昨年は、明石浦漁業協同組合が取り組む海底耕耘プロジェクトが農林水産大臣賞を受賞しました。また、農薬・化学肥料不使用のお米を原料に、地域の井戸水を使ったお酒をつくるタゴニア プロビジョンズが環境大臣賞を受賞。消費者庁長官賞には、波佐見焼の作陶過程で廃棄されてきた石膏型を肥料リサイクルし、農作物を栽培する波佐見町の地域内循環プロジェクトが選ばれています。

11月30日まで応募可能ということで、サステナブルな取り組みをされている事業者のみなさまはぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

ニュース:~「サステナアワード2022」募集開始~

■衣類ロスへの意識が高い一方、具体的な取り組みをしてる人は27%

引用:(株)ホワイトプラス/リネットプレスリリース

株式会社ホワイトプラスが提供する「Lenet」で、会員780人を対象にした「SDGsとサステナブルファッションに関する調査」が実施されました。これによると、「衣類ロスにどの程度興味・関心がありますか」という質問に対し、「非常に関心がある」が33.2%、「少しは関心がある」が54.2%という結果になりました。つまり、全体の8割以上の方が、この問題について興味を持っていることになります。

一方で、「サステナブルなファッションへの具体的な取り組みをしていますか?」という質問には、「具体的な取り組みを行って6か月以上」が16.7%、「具体的な取り組みを行って6か月未満」が10.1%となり、3割弱しか行動に移していないことがわかっています。この結果から、「何かしたいとは思っているものの、どうすればいいかわからない」という層が多いのではないかということが考えられます。

衣類だけでなく旅についても同じように、「サステナブルな旅をしたいけど、どうすればいいのか」という疑問を抱いている方は多いと考えています。そんなみなさまに「ぜひここに行ってみてください」「こんなイベントはいかがですか?」と具体的なご提案ができるように、サスタビではこれからも発信を続けていきます。

ニュース:『SDGsとサステナブルファッションに関する調査』衣類ロスへの意識が高い一方、具体的な取り組みをしてる人は27%

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