「サステナブルな旅」とは、旅を楽しみながら、広く地球環境、社会、経済に配慮し、旅先の人々の暮らしに敬意を払い、旅すること。
「サスタビを知る」のコーナーでもさまざまなサステナブルスポットや事例をご紹介していますが、こちらの記事では、2024年7月にリリースされた最新のサステナブルなニュースをピックアップしてご紹介していきます。
LGBTQ+に協力的な地域への旅行を予約している旅行者は56%
日本を含む世界27の国と地域の1万1469人のLGBTQ+旅行者を対象にした意識調査をブッキング・ドットコムが実施しました。
旅行先を検討するうえで、日本の46%(世界63%)が「旅行中にありのままの自分でいられることが重要な要素である」と考えている一方、日本のLGBTQ+旅行者の36%(世界59%)が「旅行中に不当な扱いを経験したことがある」と回答するなど、ダイバーシティ実現のためには課題が多いことが浮き彫りとなりました。
出典:トラベルボイス
日本旅行、日タイサステナブルツーリズム推進プロジェクトを開始
日本旅行は、日タイ両国におけるサステナブルツーリズム推進の国際協力プロジェクトをスタートしました。
具体的な内容は、①「日本旅行マングローブの森」を開設、②「日本旅行の水田」を開設、③アジア最大の製糖企業「Mitr Phol Group (ミトポン社)」の3点で、カーボンクレジットを購入の2件の包括連携協定とカーボンクレジットの購入契約を締結したものです。
富士山の麓・富士五湖に拾い箱を設置、ポイ捨て問題の啓発を行う
一般社団法人海と日本プロジェクトinやまなしは、山中湖村の山中湖、富士河口湖町の河口湖、西湖、精進湖、本栖湖の合わせて5つの湖にそれぞれ1個の拾い箱を設置しました。
観光客増加に伴い、観光公害が多く発生している同地域において、「私はポイ捨てしない!」というメッセージを10か国語と甲州弁で表記した拾い箱の設置によりインバウンド客に行動変容を促す目的で実施されるものです。
2024年の「アースオーバーシュートデー」は8月1日
地球が1年間に供給化可能な生物資源を人間が使い果たしてしまう日、アースオーバーシュートデー。この日を超えると地球上の有限な資源をわたしたちは前借りして生活していることとなります。
1971年には12月25日であったオーバーシュートデーは、2005年以降は8月に、2024年は2018年、2022年と並んで過去最も早い到来です。
観光パンフレット、イベントパンフレットを「星くずの短冊」アップサイクル(⻑野県阿智村)
2024年8月3日(土)~8月12日(月)で開催された阿智村七夕まつり(長野県阿智村)で設置された七夕飾りの短冊の一部に、紙再生サービスメーカーの山陽製紙株式会社と連携した「星くずの短冊」が使用されました。
期間が終了し余ってしまい、廃棄されるはずだった観光パンフレット、イベントパンフレットを「星くずの紙」としてアップサイクルしたものです。
東京初のヴィーガン寿司専門店「Vegan Sushi Tokyo」が渋谷区道玄坂にオープン
2024年6月12日に東京都初のヴィーガン寿司専門店「Vegan Sushi Tokyo」が渋谷区道玄坂にオープン。ヴィーガン当事者チームによって運営され、茗荷・キノコなどの伝統的な『野菜寿司』に加え、植物性の肉・エビフライ・いくら・卵など新たなジャンルである『ヴィーガン寿司』が提供されている。
編集後記
まだまだ残暑が続く季節ですね。
ついにコレが出たか!と思う商品を近所のドラッグストアで見つけました。
それは男性向けの黒い日傘。
女性向けの日傘は世の中にごまんと存在しますか、ジェンダーフリーになって良いのでは?と中学生の頃より日傘ユーザーである筆者は密かに考えていました。
「長生きされているご老人はみな共通してとても用心深い」長く介護業界で働く方から聞いたことがあります。
酷暑の日差しは、健康な成人の体力も激しく消耗し、もはや脅威とも言える存在となっています。
「女性もの」とされてきた日傘が、すべての人にとって身近になる世界が当たり前になる日は、案外近いのかも知れません。
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