「サステナブルな旅」とは、旅を楽しみながら、広く地球環境、社会、経済に配慮し、旅先の人々の暮らしに敬意を払い、旅すること。
「サスタビを知る」のコーナーでもさまざまなサステナブルスポットや事例をご紹介していますが、こちらの記事では、2024年5月にリリースされた最新のサステナブルなニュースをピックアップしてご紹介していきます。
京都を舞台にした新しいワークショップ型の観光アクテビティ「観に行こう、まちの光、暮らしの光」を5月26日に開催
出典:PRTIMES
ローカルヘルプ・マッチングサービス「Omotena(オモテナ)」は、「京都」を舞台にしたワークショップ型の観光アクティビティ「観に行こう、まちの光、暮らしの光」 を、京都市内の宿泊施設との共催で開催しました。
京都駅から徒歩15分の「hotel tou nishinotoin kyoto」を散策拠点とし、西本願寺、東本願寺をぐるりと取り巻く下京区エリアを対象にサステナブルな観光を体感し、再考することを目的としています。
「世界の持続可能な観光地TOP100選」箱根町が世界1位、宮津市が世界3位を受賞
出典:PRTIMES
ベルリンで開かれた世界的な旅行博「ITB Berlin 2024」内で3月6日、観光の国際認証団体グリーン・デスティネーションズ(本部:オランダ)が実施する「Green Destinations Top 100 ストーリーズ 2023(2023年世界の持続可能な観光地TOP100選)」のファイナリスト審査の授賞式が行われました。
神奈川県箱根町が「ビジネスとマーケティング部門」1位、京都府宮津市が「文化と伝統部門」3位に選出。
今回、箱根町ではユニバーサルツーリズムの取組を紹介し、観光サイドと福祉サイドの協力による、従来の観光の枠組みを超えた活動が評価されました。
宮津市は、「古(いにしえ)の技「藤織り」の伝承」をテーマに、藤織りの技術や保存会の活動といったストーリーが高い評価を受けました。
ドバイで海洋生態系を維持するプロジェクト始動
出典:トラベルボイス
ドバイで海洋遺産の保護とエコツーリズムの強化を目的とした世界最大の海洋リーフ開発プロジェクト「ドバイ・リーフ(Dubai Reef)」のパイロット版モジュールの設置が4月25日に開始されています。
ドバイ経済観光庁(DET)が関わる「ドバイキャン(DUBAI CAN) のイニシアティブ」主導の元実施されているプロジェクトで、600平方キロにわたるドバイの水域に4年間でサイズの異なる2万個の目的別リーフモジュールを設置する取り組みです。
旅における公共交通機関の利用促進!EUで35,500人の18歳に無料パスをプレゼント
EUが行うヨーロッパの多様性理解や魅力を発見することを趣旨とした取り組みである「ディスカバーEU」のキャンペーンで、EU加盟国27か国またはノルウェー、アイスランドなどの国に居住する人35,500人の18歳を対象に鉄道、バスやフェリーで2024年夏に利用可能な無料パスが配布される。
旅における温室効果ガスの排出量が多い飛行機や自動車の利用を減らし、公共交通機関の利用を促進する狙いがあります。
出典:ELEMINIST
東京・江東区が「千客万来と下町エリアつなぐバスツアー」を開始
「豊洲千客万来」の集客力を下町エリアに広げるため、東京・江東区がバスツアーを始めることを発表しました。
豊洲千客万来は、今年2月のオープン以来集客力のあるスポットであることから、その勢いを区内の下町エリアへ拡大しようとするものです。
ツアーは2024年7月から開始され、千客万来を楽しみながら江東区の歴史や文化に触れる内容が予定されています。
出典:TOKYOMX
編集後記
毎年5月22日は国際生物多様性デー。
サスタビ20カ条の「10 旅先の在来種を知ろう(その土地の動植物を守ることでその土地の生態系が保たれる)」にも深く関わる記念日です。
先日、2024年6月1日(土)より公開されるドキュメンタリー映画『アニマル ぼくたちと動物のこと』の試写へ参加しました。
タイトルからも想像できるように、生物多様性に深く関わる内容で二人のティーンエイジャーが世界中を旅しながら気候変動と種の絶滅を回避するための糸口を探す内容です。
サスタビをご覧の旅人の皆さんに、ぜひおすすめしたい一本です!
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