新しい旅のスタイル「おてつたび」を大学生がGWを利用して実際に体験

古いようで新しい旅のスタイルおてつたび

お手伝いをしながら旅をするスタイルの「おてつたび」というサービスがあります。

リゾートバイトやワーキングホリデーのように旅と仕事の掛け合わせたサービスですが、最大の特徴は地域に入り込み、地域とつながることを目的としたお金以外を求めてくるユーザが多い点です。

サスタビでは過去に創業者の永岡里菜さんにインタビューを実施させていただいたこともあります。

今回はゴールデンウィークを利用して1週間おてつたびを体験してきた、2人の大学生から体験した内容や、どんな人がおてつたびに向いているのか聞いてみました。

旅好き大学生たちによるおてつたびレポート

静岡県伊東市でおてつたび体験

おてつたびサスタビ

おてつたびで訪問した場所

伊豆高原わんわんパラダイス ホテル&コテージ(募集ページ

おてつたびで実施したこと

  • ロビーお出迎え、駐車場案内(お客様へ駐車場のご案内、ロビーまでの荷物運び)
  • チェックアウト、お見送り(お帰りになるお客様のチェックアウト・宿泊代金精算、お見送り)
  • 売店レジ・品出し(お土産品の販売・補充)

おてつたびを利用した感想

はじめてホテルで働いたこともあり、すべての業務が初挑戦でとても新鮮な体験ができました。わんちゃんが大好きなため、毎日さまざまな犬種、性格のわんちゃんに会うことができ毎日癒やされながら働けました。

ホテルではフロント業務を経験、お客様のお出迎えからスムーズな手続きに導けるよう、頭を使いながら要領よく接客することが楽しかったです。また働くなかでホテルの裏側や、先輩スタッフのお客様への対応から学べる部分も多く、とても充実したおてつたび期間を過ごすことができました。

熊本県宇城市でおてつたび体験

おてつたびサスタビ

おてつたびで訪問した場所

宮川洋蘭(募集ページ

おてつたびで実施したこと

  • 蘭の梱包
  • 梱包に使う箱の組み立て
  • ラッピング
  • 伝票貼り

おてつたびを利用した感想

繁忙期かつ慣れない第一産業のおてつだい、正直かなり大変でした。ただそれ以上に、大学に通っているだけでは味わえない新しい出会いや学びが。

参加したおてつたびメンバーも、お金以上の魅力を感じて集まっているので、バックグラウンドが面白い人ばかり。初対面の人と同じ屋根の下で1週間暮らした経験も、刺激的でとても面白かったです。

実際におてつたびを体験してどんな人におすすめしたいか

おてつたび体験者(静岡県伊東市)

サスタビおてつたび
「お金を稼ぎたいけど、旅もしたい」という方におてつたびは最適だと感じました。

リゾートバイトと比べると、旅をするための余白の時間が用意されているため、休憩時間や休日に近くの観光スポットに行けます。

今回おてつだいした「わんわんパラダイス」ではたくさんのわんちゃんと触れ合うことができるため、わんちゃん好きな方にはとてもおすすめであり、ほかにも施設内の温泉も利用できるため、温泉好きの方にもおすすめでした。

おてつたび体験者(熊本県宇城市)

おてつたびサスタビ
おてつたびは「旅をしたいけど、お金がなくて諦めてしまう人」におすすめです。

旅は楽しいけど、交通費や宿泊費、食費など意外とお金がかかります。ただおてつたびを利用すれば、報酬がもらえるのに加えて宿泊費は無料、場所によっては食費も無料で旅ができます。

参加した宮川洋蘭は募集定員が多いため、普段の生活では関わることのない世代・国籍・考え方の人と関われるのも魅力でした。毎日に刺激がほしい人には絶対面白いと思います。

地域に入り込みながら旅を続けられるサービス「おてつたび」

サスタビとは
当サイト名でもある「サスタビ」はサステナブルツーリズムの略ですが、いろんな意味や解釈があっていいと思います。

旅をする側が旅を続けれることもサスタビ、地域と繋がり地域を理解して、旅をする側も一緒に地域を盛り上げることもサスタビ。

そのどちらの要素もある古いようで新しいサービス「おてつたび」、興味があれば一度体験してみてはいかがでしょうか。

この記事に対するご感想やご意見は、ぜひコメント欄から投稿お願いいたします

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

コメントするためには、 ログイン してください。

関連記事

  1. 【埼玉】石坂産業・工場見学ツアー|ゼロウェイストデザインで社会と地域に循環を

  2. 【長野】ゲストハウス犀の角で「開かれた非日常」に泊まる

  3. 【沖縄県】サンゴの村・恩納村のサステナブルツーリズム事例4選!おすすめのふるさと納税情報も

  4. 【神奈川】鶏の解体ワークショップで「食の裏側」を考える

  5. 旅/観光という対話の回路をつくる:旅と観光が必要であり続ける理由

  6. 【神奈川】泊まれる出版社で地域を再編集する・真鶴出版

  1. 「ダイバーシティ&インクルージョンな旅」を当たり前に。インバウンド需要も見込まれる3つのツーリズムを知ろう

    「ダイバーシティ&インクルージョンな旅」を当たり…

  2. 【9月は防災月間】旅と防災を知る記事7選

  3. 現地の方とゆるくつながる。トビリシのUZU Houseでサ…

  4. 誰でも旅ができる世界に:ユニバーサルツーリズムに…

  5. 【ラオス訪問記】教育機関や現地ビジネスの今、おす…

  1. 観光は平和へのパスポート?旅と観光がつくる「寛容…

  2. オーバーツーリズムを解消するために必要なことは、…

  3. 山形県のサステナブルツーリズム

     山形県で、サステナブルツーリズムをしよう!おすす…

  4. 大切なのは「ひとつずつ」!:旅を通じて旅を育てる

  5. SDGsと観光まちづくり:カードゲームで学ぶ持続可能…

月別記事・レポート