東京・羽田空港からわずか55分で到着する東京都の離島・八丈島。通年を通し温暖な気候であり、山と海両方のコンテンツを楽しめる場所で、バブル期には「東洋のハワイ」と呼ばれ人気の新婚旅行先として発展を遂げました。1950年頃の約1万3,000人をピークに、近年は少子高齢化が進み現在の人口は約半数ほどに。観光業の担い手などの課題を抱える中、2025年の度重なる台風被害を受けることとなりました。
そんな中、2026年3月~7月にかけ八丈島と青ヶ島では観光客を呼び戻すべく復興キャンペーンを展開。それ見たことをきっかけに興味を持ち、実際に現地を訪問してみました!
この記事では、サスタビ20か条のポイントに沿って八丈島の復興につながるスポットやコンテンツをお届けします。
台風の爪痕が残る八丈島
2026年7月現在も、一部通行止めや影響の出ているスポットがあります。訪問の際には、八丈島公式BLOGより最新情報を確認しましょう!

台風被害の爪痕が残る場所をいくつか訪問しました。まずは、見晴らしの良い海沿いにある「足湯きらめき」。本来であれば屋根が設置されていましたが、吹き飛ばされてしまったそうです。
続いては、その名の通り滝を裏側から間近で見ることができる「裏見ヶ滝」へ。滝へ向かう遊歩道が整備されていますが、その半分ほどは写真のように崩れてしまっており一方通行となっていました。この他の場所でも、山肌が所々崩落している部分をみかけるなどその被害を確認することができました。大雨の直後に訪れるとより迫力のある滝を見ることができるようです。


08 自然体験型プログラムに参加してみよう
旅先では、その土地ならではの自然を体験してみましょう。八丈島では、登山やシュノーケリング、ホエールウォッチングなど海も山もその自然を満喫するアクティビティが満載!訪問する季節に合わせて、何かひとつでも参加してみませんか。
筆者が訪問前より気になっていたのは、島に数多くの種類が自生すると言う「光るキノコ」。夏時期には地元のNPOによる観察ツアーも開催されています。
10 旅先の在来種を知ろう
訪問する地域に自生・生息する「在来種」を知ることは、生態系や自然を保護するエコツーリズムへの入り口となるでしょう。在来種を知る手段としてはガイドツアーへの参加、事前にリサーチするなどの方法がありますが、筆者のおすすめは「旅のはじめにビジターセンターを訪れること」です。

八丈島の場合、国内外のさまざまな植物が集められた「八丈植物公園」内にビジターセンターが設置されています。八丈島固有の動植物が資料や展示とともに紹介されている他、カフェも併設されているので休憩にもぴったり。国立公園にも指定されている八丈島についての概要や歴史文化も合わせて学べるので、ぜひ旅のプランに加えてみてください。
11 地元食材を使ったレストランに行こう
地産地消を実践する飲食店では長距離移動で運ばれる食材を使っておらず、移動に伴う温室効果ガスの削減に貢献できます。また、地元で採れた肉や魚、野菜を消費することで、旅先の畜産業や漁業、農業を応援することもできます。 ...
八丈島は、小さな島ながら地域ならではのグルメをたっぷりと味わうことができます。例えば古くより島民に愛されてきた、栄養価もたっぷりな葉物野菜の明日葉(あしたば)は、空港のレストランをはじめうどん屋や寿司屋、ホテルの朝食バイキングまで、天ぷらやおひたし、ドリンクまでさまざまな形で出会いました。

また、個人的に絶対に外せない郷土料理ナンバー1は「島寿司」です。島で水揚げされる旬の魚を、醤油ベースのたれに漬けたお寿司のことで、甘めのシャリとからしで頂くことが特徴です。なんと地元のスーパーでも入手可能ですが、人気のため早い時間に売り切れてしまうことも多いのだとか。

16 旅先の伝統工芸品を応援しよう
江戸切子や茶道具など、インバウンド客にも人気を博している伝統工芸品ですが後継者不足など課題も抱えています。旅人のわたしたちは現地で購入する、見学ツアーや各種体験に参加することでその文化を応援することができます。
八丈島で名高い伝統工芸品は絹織物「黄八丈」。黄・樺・黒の3色からなる美しい絹織物で、かつては年貢に収める品としての役割も担っていた歴史を持ちます。「黄八丈ギャラリー」では、体験メニューも充実しています!
17 お土産は地元で作られたものを購入しよう
旅に出ても、全国展開しているチェーン店や外資系企業の宿泊施設や飲食店でばかりを選んでしまうと、その土地にとって経済的なメリットがほとんどありません。現地を豊かにするためにも、そして旅先ならではの文化や雰囲気を楽しむためにも、お土産選びにも気をつけて地域経済に貢献しましょう。 ...
お土産を選ぶときは、地域経済も潤うかどうか?と一度立ち止まって考えてみましょう。その土地の食材や工芸品を選択することが、結果的に旅先の産業や歴史を未来に残すことにつながるのです。島のお土産品がそろう「民芸あき」では、雑貨やアクセサリー、食品、食器類など地域に根差すアレコレな商品が入手できます。
また、台風の被害を受けた、明日葉の加工をおこなう (有)あしたば加工工場では臨時の営業所を構え再生への道のりを歩んでいるそう。今回は定休日と重なり訪問は叶いませんでしたが、明日葉を使用した加工商品を購入して復興を応援したいですね。
18 歴史館や博物館などに訪れよう
その土地の歴史を知れば、旅の景色もより解像度の上がったものとなります。2025年にリニューアルしたばかりの「八丈島歴史民俗資料館」では、その歴史文化を3面シアターやAiを用いて復元された暮らしの風景のパネルなど最新設備も取り入れながら紹介しています。

その昔、縄文人が海を渡って島へやってきたこと、火山島で作物が育ちにくく、台風など厳しい自然にさらされながら独自の文化を築き上げ生き抜いてきた人々へ思いを馳せるひとときを過ごせる場所でした。
20 旅先で発見したサステナブルなサービスを友達とシェアしよう
サスタビから帰ってきたあとは、おすすめのスポットやグルメを周りの人へシェアすることで、その循環の輪をさらに広めましょう。旅先の自治体などが主導でフォトコンテストを開催しているタイミングで、お気に入りの1枚とともにその土地の魅力を発信することもおすすめの方法です!

八丈島でサスタビな復興旅を
復興に向け着実に歩みを進める八丈島。観光客が現地を訪問すること自体がその応援につながりますが、さらにサスタビも意識してみることで、より地域社会を元気にする旅となるでしょう。夏の八丈島は日差しが強く、山が近いため天気もとても変わりやすいです。つばの広い帽子や、雨風を想定した速乾性のあるカバンなど快適に過ごしやすいよう準備すると快適に楽しめます!
ぜひ次の旅は八丈島でゆったりとした島時間に浸ってみてください。
フリーのライター/エシカル・コンシェルジュ。学生時代、100本以上のドキュメンタリー映画を通し世界各国の社会問題を知る。事務職を経て独立後、ソーシャルグッドに関連する記事を執筆。都会暮らしからはじめるエシカルな暮らしを実践中。




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