南の島のサステナブルツーリズム先進地・沖永良部島
寒さが厳しい毎日。南の島への旅行の計画を立ててはいかがでしょうか?
2023年2月から、鹿児島県の沖永良部(おきのえらぶ)島で新たにサステナブルツーリズムの着地型体験ツアーが始まります。
この記事では、ツアーでどんなことができるのか、おすすめのアクティビティや見どころ、お申込み方法についてご紹介します!
実際にサスタビ編集部が現地を訪れて取材した、リアルな最新情報。必見です!
沖永良部島(おきのえらぶじま)ってどんなところ?
「沖永良部島(おきのえらぶじま)」は鹿児島から南へ552km、奄美群島の1つで隆起サンゴ礁でできた島です。
年間平均気温22度という温暖な気候に恵まれ、1年を通じて南国らしい鮮やかな花々が咲きます。東洋一の鍾乳洞「昇竜洞」をはじめ、300を超える鍾乳洞があることでも知られ、ケイビングなどの体験ツアーも人気です。
透き通った蒼い海、長い年月をかけて造られた神秘の地形、美しい草花とのどかな田園風景が残る島。その豊かさを損なうことなく、観光も発展させていくために、ユニークなサステナブルツーリズムの取り組みが始まっています。
沖永良部島で、どんなサステナブルな体験ができる?
自然の豊かさを感じ、未来へ受け継ぐアクティビティ
海風を浴びながら、ウミガメ探し
沖永良部島の海には、様々な生き物が暮らしており、なんと船に乗らなくても陸からウミガメを見ることができます。
サスタビ編集部が訪れた時は、とても幸運なことに、海岸から潮を吹き、大きな体でジャンプするクジラを発見!大興奮の経験でした。
クジラは冬の限られた時期しか見られませんが、ウミガメは高い確率で出会うことができます。青い海をじーっと見ていると、どこからかウミガメが現れ、息継ぎのために海面に顔を出す様子が見られます。
時間を忘れ、あたたかい島の風を浴びながら、ウミガメ探しに没頭してしまいましょう!
ビーチクリーンとアップサイクル体験
そんな美しい海にも、国内外から大量のプラスチックごみが流れ着いているのが現状です。えらぶの海を守るため、島民の方が毎朝されているビーチクリーン活動に観光客も参加できます。
実際に、海を取り巻くごみ問題の深刻さを実感することも大事ですが、朝日に輝く海を見ながら、体を動かし、ごみを拾う楽しさや心地よさを感じたことが、意外な発見でした!
拾ったプラスチックごみを、材料として新しいアイテムに作り変えるアップサイクル体験も。日本ではまだ少ない、プラスチックを溶かして固める機械を実際に見て、触って、お土産を作ることができますよ。
地下洞窟体験!ケイビングガイド
サンゴ礁が隆起してできた沖永良部島には、長い年月をかけて雨が地下に染み渡ってできた大小さまざまな鍾乳洞があります。
ケイビングでは、専門のインストラクターと一緒に、地下洞窟を探検できます!島の歴史の壮大さ、真っ暗な道を進むスリル、そして想像を超える神秘的な光景が待っています。
島の暮らしと人々に出会えるアクティビティ
島の風を感じるサイクリングツアー
画像提供:おきのえらぶ島観光協会
年中暖かい島なので、サイクリングもおすすめ。現地ガイドの方と一緒に、ディープでローカルなスポットを訪れたり、すれ違う島民の方と交流したり。スローで小回りの利く自転車だからこそ出会える“島の素顔”に触れることができます。
「観光×福祉」の新たな可能性、世代間交流
島にある“小規模多機能型”の介護施設「ホームかがやき」を訪れ、観光客と施設を利用する島の高齢者の方々が交流するというユニークな取組みも。
住んでいる環境も、生きてきた時代も違う、島外の観光客と島のおじい・おばあの交流は、お互いにとって新しい気付きや刺激になります。そして、変えることにはとてもあたたかな気持ちに満たされているはず。
島の風土と文化に触れるアクティビティ
伝統的な芭蕉布ワークショップ
画像提供:おきのえらぶ島観光協会
芭蕉布(ばしょうふ)は、バナナ(実芭蕉)の仲間である糸芭蕉の繊維を使った、南西諸島の伝統的な織物です。
糸芭蕉の原木栽培をはじめ、すべての工程を手作業で行い、染料も島の草木だけを使う、島に古くから伝わる心技を体験することができます。
南の国を満喫!ビーチヨガレッスン
画像提供:おきのえらぶ島観光協会
真っ白な砂浜で行うビーチヨガ!まさに自然と向き合い、自分の心と体に向き合う時間を取ることができます。
穏やかな波の音を聞きながら、ゆっくりと流れる島の時間に合わせて呼吸を深め、インナーサステナビリティを大切にする体験です。
ツアーの参加方法
皆さんは、どんなアクティビティに一番興味を惹かれましたか?
沖永良部のサステナブルツアーは、それぞれの日程や予算、やりたいことに応じてプログラムを組めるセミオーダープラン。
「とことん、島の自然に触れたい!」
「サステナブルな取り組みの最先端を見たい!」
「島の暮らしをのんびり味わいたい!」
そんな皆さんの要望に、ピンポイントで答えてくれます。お申込みやお問い合わせは、おきのえらぶ島サステナブルツアー特設サイトをご覧ください!
いつかは行ってみたい、と思いつつ、きっかけがないとなかなか訪れることがない離島。本州から遠く離れた小さな島ですが、ここにしかない出会いと体験があります。
サスタビが心からおすすめする沖永良部島、ぜひ次の旅先に選んでみては?
編集部が実際にツアーに参加したときの様子は、こちらで詳しくレポートしています!
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