【中国】島根県のサステナブルツーリズム5選・モデルコース

ご縁の聖地・島根県でサステナブルツーリズム

島根県には、縁結びの聖地と言われる「出雲大社」を筆頭に、国宝「松江城」や世界遺産の「石見銀山」など見どころがいっぱい!

さらにシジミの養殖で有名な「宍道湖」、庭園ランキング日本一の「足立美術館」、ユネスコ世界ジオパークに認定されている「隠岐諸島」、山陰の小京都「津和野」など、美しい自然と歴史溢れるエリアが目白押しです。

その中でも今回は、定番の松江~出雲エリアをサステナブルに楽しめる旅のおすすめコース&一押しスポットをご紹介します。

1.松江エリア

堀川遊覧船「ぐるっと松江堀川めぐり」

別名「千鳥城」。天守閣からは松江市街地を一望できる

全国に現存する12天守の一つである国宝・松江城。戦乱にも戦災にも合わなかった、近世城郭最盛期を代表する貴重なお城です。

松江に来たら松江城を訪れるのはもちろんですが、その際にはぜひ堀川遊覧船に乗って「ぐるっと松江堀川めぐり」をしてみてください。

松江城をぐるりと囲うお堀「堀川(ほりかわ)」を周遊する小さな船は、夏は風鈴、冬はこたつを乗せて、のんびりと松江の街並みの中を進みます。

コースの中には個性豊かな17の橋があるのですが、高さの低い橋の下を通るときはなんと船の屋根が自動で下がってくる仕掛けが!乗り合わせた他のお客さんと一緒に、小さく背中を丸めていると不思議な一体感が生まれます。

屋根をさげて橋の下をくぐる堀川遊覧船

画像引用:「ぐるっと松江堀川巡り」公式HP

船頭さんのユニークな解説を聞きながら、松江城の秘密や松江の暮らしについて知ることで、一層旅を楽しむことができます!

松江歴史博物館と喫茶きはる

松江城のお堀沿いにある「松江歴史館」

サスタビでは、旅先の歴史観や博物館に行くことをおすすめしていますが「なかなか博物館には足が伸びない…」という方もいらっしゃるかもしれません。

そんな方にもおすすめなのが、松江城のすぐ近くにある「松江歴史館」。

館内には入場無料の日本庭園があり、併設の「喫茶きはる」ではお抹茶と彩り鮮やかな和菓子を楽しむことができます。

かつての松江藩主・松平不昧公が茶の湯文化を広めたことから、今でも松江は京都や金沢と並ぶ「茶処・菓子処」として知られています。

「喫茶きはる」では、上生菓子の伝統と技能を受け継ぐ現代の名工・伊丹二夫氏による美しい和菓子の創作を、その場で見学できます。

様々な種類の季節の和菓子を1つ選べます。

目と舌で味わう芸術的な和菓子とお抹茶を目当てに、ぜひ松江の歴史に触れてみてください。

県立美術館と宍道湖の夕陽

宍道湖畔に並ぶ県立美術館の「因幡の白兎」たち

松江観光の最後はぜひ、宍道湖畔にある「島根県立美術館」へ。

水の都・松江にあるこちらの美術館は「水との調和」をテーマにした作品を多く展示しており、美しい建物自体が宍道湖と調和してひとつのアートになっています。

コレクションを見終わったら、併設のカフェで一服するもよし、湖畔の広場をのんびり散歩するもよし、宍道湖に沈むサンセットを待ちましょう。

「日本の夕陽百選」に選ばれた光景は、歴史や文化を堪能した1日を締めくくるのにぴったり。

2.出雲エリア

出雲大社と稲佐の浜

日本一の縁結びの聖地・出雲大社。お参りは「二礼四拍手一礼」で。

神々が集う縁結びの聖地出雲エリア。「出雲大社」は言わずと知れた日本を代表する神社で、全国・世界から多くの人が訪れます。

神話のふるさと出雲で、古来の歴史や文化に目を向け、時間を超えた人々や自然と自分とのつながり、ご縁に想いを馳せてみるのもサスタビかも?

神在祭の時、全国から八百万の神々降り立つ浜

参拝の際にはぜひ「稲佐の浜」まで足を延ばし、神様たちが通る道をたどって出雲大社へ向かってみてくださいね。

一畑電車(通称・ばたでん)

サスタビをするには、公共交通の活用がポイントですね!松江から出雲へ向かうのに便利なのが「一畑電車」です。「バタデン」の愛称で親しまれており、地域の方の日常生活での足として年間多くの人に利用されています。

松江からしばらくは宍道湖沿いを走り、出雲に近づくにつれてのどかな田園風景が広がります。

日本最古級の車両「デハニ50形」も注目!

週末には「デハニ50形」という昭和初期生まれの電車の体験運転を実施しており、子どもから大人まで、人気を博しています。

さらにこのバタデン、自転車をそのまま載せることのできる『サイクルトレイン』でもあるんです!愛車を乗せて、出雲サイクリングを楽しむのもいいですね!

酒蔵&ワイナリー巡り

旅先では美味しいお酒を飲むのが楽しみ、という方も沢山いらっしゃるはず!

実は、島根県の酒造りの歴史は古く、お酒にまつわる神話や祭りが多く残っています。そんな「日本酒発祥の地」とも言われる島根ですが、出雲や松江にも多くの蔵元があり、酒蔵見学や利き酒体験を行っています。

出雲大社からバスまたは電車でアクセスできる

また、ワイン派の皆さんにも吉報!出雲大社からバスで3駅のところにある「島根ワイナリー」では、いつでもワインの工場見学と、無料の試飲をおこなうことができます。

いつでも工場内を見学できます!

電車とバスで旅することで、CO2を出さない上に、お酒を楽しみながら旅をすることができる…!新たなサスタビの魅力ですね(笑)

古民家ギャラリー

伝統溢れる出雲で、古きと新しきを融合させた古民家ギャラリーを巡ってみるのもおすすめ。出雲エリアには古民家をリノベーションした、個性あふれるギャラリーがいくつもあります。

島根県でサステナブルな旅を楽しもう!

今回はご紹介できなかった石見銀山や、津和野、たたら製鉄のあった安来エリアなど、まだまだおすすめがいっぱいの島根県!

ぜひみなさんも、自分なりのサステナブルなポイントを探してみてくださいね。

サスタビでは全国各地のサステナブルスポットを紹介しています。そちらもぜひ!

国内におけるサステナブルツーリズム事例を紹介
熊本県のサステナブルツーリズム・スポットまとめ!事例紹介

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