埼玉県で、サステナブルツーリズムをしよう
今の時代には、ただ観光を楽しむだけでなく、訪れる地域の環境や社会にも配慮したサステナブルな旅が求められています。
地域のお手入れに参加すること、伝統文化や歴史を学び・伝えること、課題の解決につながるアクションをすること。旅を楽しみながら、社会がちょっとよくなるような、そんな新しい旅のカタチが生まれています。
今回は埼玉県のサステナブルツーリズムの事例をご紹介します!
埼玉のサステナブルツーリズムの事例5選
1.三富今昔村(さんとみこんじゃくむら)【入間郡】
都心から約1時間、東京ドーム約4個分の里山では、くぬぎの森の生きものを探すガイドウォーク、自社の有機農園で土づくりや野菜の成長を実感する食農体験、里山の暮らしを体験しながら学ぶ里山体験プログラムなど、多彩なプログラムを開催しています。
かつては世界有数の循環型社会だったと言われる日本の里山ですが、大量生産・大量消費の便利な時代の中でそのありがたみや自然とのつながりは失われつつあります。
「自然と美しく生きる」とはなんだろう、次世代へ残し繋ぎたい「つぎの暮らし」の在り方について、楽しく考え学べるサステナブルフィールドです。
2.石坂産業工場見学ツアー【入間郡】
『三富今昔村』を運営するのが、おそらく日本でもっとも有名な廃棄物処理業者の『石坂産業』です。
ゴミをゴミとして終わらせない「Zero Waste Design」を掲げ、地域や地球環境、働く人にもとことん配慮し、サステナビリティを重視しながら様々な資源の再生を行っています。
年間約5.5万人以上が訪れるという工場見学ツアーは、処理場のイメージを大きく変え、ワクワクと未来への希望を感じられること間違いなし!老若男女問わずですが、特に大人の方にこそおすすめしたいツアーです。
▶実際に体験したレポートはこちら
【埼玉】石坂産業・工場見学ツアー|ゼロウェイストデザインで社会と地域に循環を
3.観光×ボランティア!ボラっとちちぶ【秩父】
「観光×ボランティア!ボラっとちちぶ」は、秩父地域の1市4町で人々が大切にしてきた自然や文化、暮らしを持続可能にしていくための取組です。
地域を訪れ、住民の方と交流しながらボランティアをした後は、秩父の美しい景色に触れながら、地元の食材やお酒、温泉などを楽しんで帰る、というまさに “ボランティア×観光”。
長瀞町の竹林整備ツアー、横瀬町のぶどう農園応援ツアー、皆野町の外来植物の刈り取りと草木染体験など、土地の暮らしに寄り添ったこの場所ならではの体験ができます。
4.有機農業の聖地・小川町の農業ツアー【小川町】
埼玉県のほぼ中央に位置し、奥武蔵や秩父の山々に囲まれた盆地にある小川町。化学肥料や農薬に頼らず、自然の力を借りる循環型農業が早くから盛んで、「有機農業の里」として知られています。
自然と寄り添う有機農業について学んだり、新鮮で安全な野菜を使ったBBQをしたりと、親子でも楽しめる農業体験を行っています。
中でも大人の方にお勧めしたいのが『武蔵ワイナリー』の試飲付きワイナリー見学ツアー。
農薬・殺虫剤を使用していないのはもちろん、化学肥料も極力使わず作った安心安全のぶどうを使い、余計なものが一切加えられていないナチュラルワインの工場を見学することができます。
引用:【MUSASHI WINERY】試飲可!ワイナリー見学ツアー
サステナブルなのは生産方法だけではなく、その建物自体も。太陽光発電などでほぼ全てのエネルギーを自給し、内装には小川の手すき和紙やかつて採掘されていた青石のモチーフを取り入れるなど、「子どもたちの世代にも残したい」という想いの詰まった建築です。
5.BIO-RESORT HOTEL & SPA O Park OGOSE【越生】
『オーパークおごせ』はビオトープ(生き物が暮らす場所)をテーマに、宿泊、BBQ、お風呂などが楽しめるリゾート型の複合施設です。
サウナ付きのスイートキャビンから、グランピングドーム、テント、オートキャンプ場まで様々な宿泊スタイルが選べます。
敷地内の畑で育った季節のお野菜を収穫し、夕食で食べられる収穫プランや、ビオワインが楽しめるプランなど、お好みに合わせた滞在が可能です。
サステナブルツーリズムを楽しもう!
「ただ自分たちが楽しめればいい」そんな旅はもう求められていません。
出かけた先の地域性や文化、環境に触れ、旅を通じて社会がちょっと良くなるような “カッコいい” 旅のカタチを見つけてみませんか?
サスタビでは全国各地のサステナブルスポットを紹介していますので、そちらもどうぞ!
この記事へのコメントはありません。