【北陸】石川県で、サステナブルツーリズムをしよう!おすすめスポット5選

石川県のサステナブルツーリズム

次の旅行先は、サステナブルを体感できるスポットを訪れてみませんか?地球も、あなたの心も豊かになれる石川県内のおすすめスポットをジャンル別に5カ所紹介します!

2024年3月より富山・新潟・福井・石川の北陸4県を対象とした「応援旅行割」キャンペーンがスタートします!
令和6年能登半島地震による観光需要の回復を目指すものですが、利用を検討する上で注意点があります。

まず、キャンペーンついての問い合わせが増え、事業者や自治体が追われている現状があります。
石川県には3月11日から公式コールセンターが設置されていますので、各自で情報取集を行った上で問い合わせをしましょう。

また、応援旅行割は予算・申し込み件数にも限りがありますので、大前提として北陸へエールを送ることが旅の目的であることを心に留めておきたいですね。
これらを忘れずに、サスタビの掲げるかっこいい旅人として行動しましょう!!

1 【宿】一里野高原ホテルろあん

一里野高原ホテルろあん

引用:一里野高原ホテルろあん

白山の大自然に囲まれた一里野温泉スキー場近くの一里野高原ホテルろあんは、最近ではグランピング設備やテントサウナも人気を博している温泉旅館。
多くのサステナブルポイントも見逃せません!

まずは気になるお食事から。
提供される郷土グルメたちは、ジビエ料理や山菜、オーガニック野菜など地持食材にこだわったものばかりです。
サスタビ20カ条「11 旅先の地元食材を使ったレストランに行こう」にも則していますね。

お食事は囲炉裏(いろり)を囲む古民家でいただきましょう。
古民家は雰囲気があるたたずまいが大きな魅力であることは言うまでもありませんが、合わせて資材の利用や施工中のCO2排出を抑える点が、新築建築と比較して環境に優しいことにも注目してみてください。

事前連絡でアレルギーやヴィ―ガン対応も可能なようですので、気になる方はチェックしてみてください。

地球保全・エコをテーマなどSDGs活動にも積極的に取り組んでいます。
食材・資材の地産地消をはじめ、近年は木材資源の有効活用につながるバイオマスボイラーの導入、地域活性化につながる専門人材の登用、耕作放棄地の有効活用など……

サスタビ20カ条「19 自然環境や地域社会に配慮したサステナブルな宿泊施設を選ぼう」にぴったりのお宿です!

2【スイーツショップ】ETHICAL DUMBO+

ETHICAL DUMBO+

引用:ETHICAL DUMBO+

旅行の醍醐味は美味しいスイーツを食べること!という方も多いのでは?
ETHICAL DUMBO+(エシカルダンボ)は、「地産地消、無添加、手作業」を掲げた金沢市発のスイーツショップ。
金沢フォーラスに実店舗を構えます。

看板商品のバスクチーズケーキシリーズはすべてグルテンフリー。
人気No1の「芳醇な白いチーズケーキ」は、マスカット風味が特徴的なチーズケーキです。
その秘密は、能登のワイナリーがつくる「ノトワインブラン」がブレンドされているから!

他にも能登の赤ワイン「N select」をブレンドした「重厚な赤いガトーショコラ」、能登ワインや珠洲の塩を使用した焼き菓子類など地元密着のスイーツたちは目移りしてしまいそう。
美味しさも身体への優しさも兼ね備えたスイーツたちはお土産にも、自分用にもゲットしたいですね。

購入した際はサスタビ20カ条「20 旅先で発見した、サステナブルな活動しているお店や、施設、商品・サービスを友達とシェアしよう」をぜひ参考にしてみては。

3 能美市九谷焼美術館

能美市九谷焼美術館

引用:能美市九谷焼美術館

能美市は石川県南部の加賀平野中央にあり、西部に日本海を望むなど恵まれた風土を持ちます。
また、先端企業が集まる県内産業の中心地としての顔も持ちます。
能美古墳群などの遺跡も多く、古くから人々が生活を営んできた地域である特徴も興味深い……!

さて、能美市九谷焼美術館・体験館では各種陶芸体験プログラムが提供されており、その中でも九谷焼の絵の具を使用した絵付け体験がイチオシです!能美市が誇る九谷焼とは、江戸時代前期の1655(明暦元)年ごろを起源とする伝統工芸。
絵の具、絵付けをする湯のみや器など必要な物は現地に揃っているので手ぶらで来館できる点もうれしいですね。

サスタビ20カ条「16 旅先の伝統工芸品を応援しよう」にもあるように伝統文化に実際に触れることは、単なる旅先のアクティビティではなく、次世代へと文化を継承する立派なアクションなのです。

能美市九谷焼美術館では常設展示・特別展を行う「五彩館」、職人たちの作業風景を目の前で見学できる「職人工房」など、九谷焼への理解が深まるコンテンツが数多く揃っているのでぜひ体験と合わせて訪問してみては。

4 石の里散策と世界に1つだけの石細工体験

石の里散策と世界に1つだけの石細工体験

引用:石の里散策と世界に1つだけの石細工体験

石川県南部、加賀平野中央に位置する小松市は、産業都市として発展してきた歴史を持ち現在も科学技術を学ぶ人々が集う街です。
自然豊かな小松市は稲作や加賀大根、魚介類の宝庫でもあり空の玄関口、小松空港やJR小松駅などがありアクセスも良好です。

サスタビスポットとしてご紹介するのは、石川の産業の中でも「石の里」と呼ばれる小松市滝ケ原町の石の文化を知る体験。
石の文化はなんと日本遺産にも登録されているんだとか!

小松の石材の起源は、江戸初期の小松城建設までさかのぼります。
近代的なまちづくりの到来とともに石切り場も開発が進み、25ヶ所以上の石切り場が現在も確認できるそうです。

出典:『珠玉と歩む物語』小松

「石の里散策と世界に1つだけの石細工体験」は、一日かけて石の里の魅力にたっぷりと触れるツアー。
実施時期は4月~11月に限られているそうなのでご注意を。

ガイドの案内で、まずは石橋のアーチ群や石切り場を見学。
ランチには、地元のお母さんが作る家庭料理の定食or地元食材を使用したプレート料理が振る舞われます。
午後は、石エ職人の工房で世界に1つだけの石細工体験を行います。

小松市の産業・文化の基礎ともなった石の文化の地を実際に訪れてみませんか?

5 【ごみ処理施設】エコロジーパークこまつ

エコロジーパークこまつ

引用:エコロジーパークこまつ

子どもから大人まで、サーキュラーエコノミーやカーボンニュートラルへの学びを深める場所として注目のエコロジーパークこまつ。
2018年に設立され、クリーンセンター、リサイクルセンター、最終処分場と3つの施設から成るエネルギー供給やスマートシティを推進するための施設です。
アクセスはJR小松駅から車で20分、小松空港から車で30分の立地です。

クリーンセンターでは1日あたり110トンを焼却し、その熱エネルギーを利用した発電で施設の電力がまかなわれているそう。
エコロジーパークこまつではクリーンセンター・リサイクルセンターの見学ツアーが開催されていますので、事前に予約を取り訪問してみましょう!
普段の生活では中々目にすることのない「ゴミを捨てた後の終着点」を自分の目で見て、エネルギー問題を考えるきっかけにしたいですね!

 

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