【沖縄県】サンゴの村・恩納村のサステナブルツーリズム事例4選!おすすめのふるさと納税情報も

今回ご紹介する沖縄県・恩納村は「サンゴの村」とも言われる、沖縄の玄関口那覇空港から約2時間の中央部西海岸側に位置する村。
224種ものサンゴ礁が広がる海岸線は、本土復帰後観光資源として注目を浴び現在ではリゾートホテルが軒を連ね、年間約300万人が宿泊する人気エリア。
戦前から農漁村としての歴史を持つ恩納村ですが、伝統的なサトウキビ栽培以外にランや果物、モズクや海ブドウなど養殖業も近年発展を見せているそうです。

恩納村 サンゴの村宣言

出典:https://www.vill.onna.okinawa.jp/sdgs/index.html

また、2018年より「世界一サンゴと人にやさしい村」を掲げサンゴの保全プロジェクト行うなど、地元住民の生活基盤・重要な観光資源となっているサンゴを持続可能な形で次世代へ受け継ぐことを目指し地域づくりを行う取り組みも注目されています!

ぜひ、恩納村を訪れる前にはサスタビ20カ条にもある「03 事前に旅先の歴史・文化をしらべておこう」も参考にしてみてください。

恩納村のサステナブルツーリズム4選

筆者が実際に足を運んだスポットを中心に、恩納村のサステナブルツーリズム事例を見ていきましょう!

ルネッサンスリゾートオキナワ

ルネッサンスリゾートオキナワ

ネイチャーライブラリーをコンセプトにした「ルネッサンスリゾートオキナワ」は、子どもから大人まで楽しめるエンターテインメント性に富んだリゾートホテル。
SDGsへの取り組みとして、食品ロスとなる生ごみを飼料へ活用したり、排水の無害化、地産地消推進、サンゴをはじめとした海洋保全への協力などを実施しています。

また多くのアクティビティ・ツアーを主催しており、地域の歴史や生き物について知るツアーや施設内で飼育されているウミガメなどと触れ合うプログラムなど「SDGsアドベンチャー」はその収益が海洋保護や難病の子どもたちへ寄付されるプログラムです。

今回は1泊の滞在だったため、アクティビティは利用することが叶いませんでしたが実際に宿泊してみていくつかサステナビリティへの取り組みを体感しました。
客室では環境に配慮したアメニティの提供や、ノークリングサービス利用で館内利用券がもらえる掲示がされていることなどを確認。

自然由来素材を配合した客室アメニティの提供

モーニングは沖縄の食材をふんだんに使用した琉球朝食をチョイス。ヘルシーでありながら大満足の内容でした。
旅先で地域の食材を使用した料理を選ぶことは、その土地の風土を楽しめることはもちろんのこと伝統を守ること、地元産業の応援、輸送などにかかる環境負担を減らすことにつながるなどいいことずくめです!

恩納村文化情報センター/恩納村博物館

出典:https://www.onna-culture.jp/museum/

訪れた土地の歴史や文化を知ると、その土地への理解や愛着がもっと深まります。
恩納村文化情報センター/恩納村博物館は、恩納村のバックグラウンドを知ることができる施設です。

恩納村博物館の「常設展示室」では民俗資料と歴史・考古資料の2つの視点より自然と共生して生きてきた当時の人々の暮らしぶりを、海辺を臨む「企画展示室」では毎回違う視点より恩納村の魅力を知れる企画展が行われています。
また恩納村文化情報センターでは、書籍などから恩納村ややんばるの観光情報がチェックできますので旅の始めの目的地として訪れてみてはいかがでしょうか。

プラントベースカフェ|GAJIMARU Restaurant

恩納村に宿泊した夜に訪れたのはルネッサンスリゾートからほど近くにあるGAJIMARU Restaurant。
道を歩いていると、いい雰囲気のテラス席があるお店に到着しました。
 

店内は、プラントベースやオーガニック、ゼロウェイストにつながる人や地球にやさしい雑貨・食品などのコーナーも充実!
平日の夜にも関わらず、地元住民らしきグループや外国人の方などでにぎわっています。

プラントベースパテにオニオンソースをかけたハンバーグプレートをチョイス。
メニューを見ると、「島豆腐の麻婆丼」や「野菜スープ担々麺」などのがっつり系から沖縄野菜を使用した「季節の野菜フリット」など幅広いラインナップが揃っているよう。

甘いものは別腹……
ということで、ベリーチーズのローケーキを頂きます。
ローケーキとは、砂糖不使用でナッツやメープルシロップなどの素材の甘味を生かしたケーキのことです。
非加熱でつくられていることで、素材の生きた酵素をたっぷり頂くことができます!

しっとりとした食感で、優しい甘味ながらしっかり満足感のあるケーキでした。
沖縄の食材を取り入れたプラントベースのお店は、旅気分と環境への配慮が両立できてなんだかお得な気分になれました。

沖縄ダイビングサービスLagoonのサンゴ植付け体験

出典:https://www.lagoon-diving.com/general-3

せっかく恩納村の海で遊ぶなら環境にも自分にもうれしいエシカルなサービスを利用してみましょう。
恩納村のダイビングサービスLagoonは、2024年のジャパントラベルアワードのサステナブル部門にも選出されたサンゴプログラムを多数提供。
サンゴ苗作り、植え付けシュノーケル・ダイビング、サンゴ産卵ダイビングなどレスポンシブルツーリズムにもつながる体験が叶う場所です。

現地に行けない人は、植え付け後のモニタリングサービスや恩納村の特産品つきの「サンゴ植え付け代行サービス」や恩納村のふるさと納税の返礼品にも登録されているラグーンの「エシカル&エコツアーオンラインサンゴの不思議ツアー」の利用もおすすめです!

次の沖縄旅は恩納村へ行こう!

恩納村のサステナブルツーリズム事例を紹介しました。
あなたも恩納村やその他の旅先でもおすすめのサービスや場所を見つけたら、ぜひサスタビのスポット・イベント登録やSNSから情報のシェアをお待ちしています!




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