沖縄で、サステナブルツーリズムを楽しもう
寒い冬が終わり、感染症対策も少しずつ緩和され、「今年こそは沖縄に行きたい!」と思っている方もいるのではないでしょうか?
2022年、返還から50年を迎えたを沖縄で、歴史や伝統文化に触れられたり、豊かな自然を受け継いだり、未来につながる”サステナブル”な旅を楽しめるスポットをご紹介します!
沖縄のサステナブルツーリズムの事例まとめ
1.うちなー旅(那覇市など)
沖縄の大学生と一緒に、沖縄のLocal Goodな場所を巡るオーダー型のガイドツアーです。
「沖縄を世界で1番のサスティナブルなリゾートに」というミッションで活動する一般社団法人サスティナブルオキナワが主催。
「このままでは沖縄の美しい自然や、おじいおばあが大切に繋いできた文化や暮らしも無くなっていくかもしれない」と感じた学生たちが、うちなんちゅだからこそ伝えられる沖縄の魅力や人々の温かみを紹介してくれる、地域に寄り添ったサステナブルなツアーです!
ガイドブックには載っていないローカルな穴場を巡ったり、沖縄の食材を使った料理や地元の人たちとの出会いを通して、これからも残したい、沖縄の姿を感じられるはず…!
2.Treeful Treehouse(名護市)
名護市の緑がきらめく森の中にあるサステナブルリゾート「Treeful Treehouse(ツリーフルツリーハウス)」は、生きた木の上にあるツリーハウス。
木を伐採することなく作った建物なので、排出する二酸化炭素が実質0になる「カーボンニュートラル」をさらに上回り、CO2の排出量よりも吸収量の方が多くなる「カーボンネガティブ」な施設です。
生態系にも配慮し、地上から1.2m以上の高さに建てているため、地表にある植物が育つのに必要な日の光を確保し、微生物や動物の生息や移動を妨げないよう工夫されています。施設内のエネルギーは化石燃料を使用せず、施設内のソーラーパネルで発電した電気のみを使っています。
トイレはコンポストトイレを使っていると聞くと、原始的なイメージを持ちますが、内装はラグジュアリーなリゾートそのもの!
自然との共存、環境にやさしい暮らしと、綺麗で居心地の良い空間、ラグジュアリーな滞在を両立している、新しいサステナブルリゾートなのです。
3.coconova ココノバ(名護市)
かつて町の病院だった古くて大きな建物をリノベーションしてできた「coconova(ココノバ)」は、“遊びから仕事まで「やってみたい」が生まれる場”というコンセプトのシェアスペース。
子どもからおじい、おばあ、農家さんからビジネスマンと、色んな人が訪れる「公園」のような場所です。
メインスペースとなる2階には、シェア本棚や、ハンドメイド雑貨、卓球台、フリーwi-fiなど色んなものがあり、誰もが思い思いの過ごし方ができます。
近所の方や大学生が自分の好きなこと・得意なことを活かして、ワークショップや展示会、作ったものを販売するなど、様々なことに挑戦しているため、いつ行っても何かしらのイベントに遭遇できるのだとか!
1階にはコワーキングスペースとコーヒー&お惣菜のお店 < sōen > があり、島の料理や食材を使ったお惣菜の量り売りと、こだわりのコーヒーを提供しています。
このお惣菜の味はもちろん、容器は木製のお弁当箱を回収する仕組みだったり、コーヒーカップが紙製だったりと、ごみを減らす工夫がされていて素敵でした!
4.やんばる学びの森(国頭郡)
2021年に世界自然遺産に登録された「奄美大島、徳之島、沖縄本島北部および西表島」の一部である沖縄本島北部のことを、地元では「やんばる(山原)」と呼びます。
貴重な生物や独自の生態系が残るやんばるの亜熱帯の森で、訪れる人とやんばるの自然の橋渡しをするため、自然を正しく理解し、保全するためのジンブン(知恵)を広めるための拠点となっているのが「やんばる学びの森」です。
様々なタイプの客室を備えた宿泊棟、オートキャンプ場、フィールドセンター、アスレチック広場、自然散策コースがあり、子どもから大人まで気軽に楽しめます。
専門のネイチャーガイドの方と行う自然観察では、独自の進化を遂げた生き物や、夜の森に暮らす生き物たちと出会い、驚きや感動がたくさんあります。やんばるの自然から得られる「気づき、癒やし、まなび」を通して、自然との向き合い方を感じられる時間です。
5.エシカルアクセサリーの体験&ショップ
沖縄旅行のお土産におすすめの、サステナブルなアクセサリーを2つ紹介します!
・マイクロプラスチックキーホルダー制作(島尻郡)
ビーチに流れ着いたマイクロプラスチックを拾って、自分だけのキーホルダーを作るエコな体験!
楽しみながら海ごみ問題について学び、また体験をすればするほど、海がきれいになるプログラム。
5歳から参加可能なので、親子での体験もおすすめです!
・エシカルな伝統工芸アクセサリー「紅琉 BINRYU」(宜野湾市)
エシカルアクセサリーを扱う「紅琉 BINRYU(ビンリュウ)」では、沖縄の伝統工芸・琉球ガラスの中で、焼成ミスなどの理由で廃棄されるはずだったものをアクセサリーにしています。
さらに、BINRYUで購入した琉球ガラスシリーズの商品で、壊れたり割れてしまったものを店舗へ持ち込むと、粉々にしたガラスを再度800℃以上で焼成するフュージングという技法と昔から伝わる金細工工芸を使って、新たな命を吹き込み、アップサイクルもしてくれます!
6.離島でできるサステナブルツーリズム(番外編)
ここまで、沖縄本島のサステナブルスポットや体験を紹介してきましたが、沖縄の離島にもそれぞれ、島独自のサステナブルツーリズムの取組みが広がっています!
サステナブルツーリズムを楽しもう!
沖縄は、夏休みの定番であり人気の観光地ですが、戦争の歴史や琉球文化など、未来に受け継ぐべき大事な記憶がたくさん詰まった場所です。
島の人の想いや暮らしにも目を向け、美しい海がこれからもずっと守られるように、楽しみながらも、地域や環境に配慮した旅を心がけましょう!みなさんは沖縄でどんなサステナブルな旅をしてみたいですか?
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