学生団体SWITCHをインタビュー!カンボジアの小中学校を訪問して気づいたこと

サスタビでは、サステナブルな旅を実践している方へのインタビューを定期的に行っております!今回お話を伺ったのは、学生団体SWITCHの森さんと鳥丸さん。カンボジアでの活動についてお聞きしました!

カンボジアの小学校で運動会を開催

―初めに、SWITCHさんについて教えてください。
私たちは、「一人でも多くの人に”切り替わるきっかけ”を届け、社会を活気づける波を起こす」というミッションを軸に、国内外のさまざまな人に活力を届け、人から人へと波のように広がって欲しいという思いでさまざまな活動をしています。ボランティアや農業体験など内容は多岐にわたりますが、特に注力しているものの一つがカンボジアでのプロジェクトです。

―今回のカンボジアプロジェクトは、どのようなことをされたのですか?
10日間のスタディツアーを行いました。まずはプノンペンに滞在し、観光を通じてカンボジアの町並みや文化を学びました。国そのものやそこで暮らす人を知ることと、今回のツアーでお世話になる通訳の方とコミュニケーションを取ることができました。また、お金の使い方やタクシーの乗り方なども理解できました。次にコンポンチュナン州にある村で、学生たちを巻き込んだイベントを開催。村の子どもを持つお宅に家庭訪問し、ヒアリングもしました。最後に訪問したのが、シェムリアップです。

私たち海外でのプロジェクトは10年前から始まっており、ラオスやバングラデシュで行ったこともありましたが、数年前からはカンボジアに滞在しています。今年は都市部の大学を訪問し、先生の講義を聞いたり学内を案内してもらったりしました。

 

―村での活動について詳しく教えてください。
現地の小学校で運動会を開きました。3~4年生の子どもたちが集まり、日本人とカンボジア人あわせて100人ほど参加してくれました。とても盛り上がって、子供たちが楽しんでくれているのがわかって嬉しかったです。運動会では二人三脚をしたのですが、足をつなぐ紐がすぐにとれてしまいました。そこで、手をつないで走る方法に変えたんです。海外に行くと、こうしたちょっとしたハプニングが起こるものですよね。あとは縄跳びの八の字飛びをしたり、養生テープをバトンにしたリレーをしたりと色々な競技を楽しみました。

何日かにわけて学校を訪問したのですが、合間の時間に鬼ごっこやサッカーをしました。最終日にはタイムカプセルを埋めたのもいい思い出です。

―中学校ではどんなことをされたのですか?
まず、運動会で使う旗の染体験を一緒にしました。いくつかの班にわかれてれながらみんなで染めたのですが、中学生になるとシャイな子も増えて、やはり小学生とのアクティビティとは違いましたね。ただ、最初に中学校を訪れた日に歓迎会を開いてくれたのですが、そこでは歓迎のダンスを踊ってくれました。

また、家庭訪問をして親御さんのお話を聞きました。今どんなものが欲しいのか、どんな支援が役立つのかを考えるのに役立ちました。今回のヒアリングで感じたのは、子供たちがより快適に勉強できる施設や設備を求めているということです。今のうちから勉強して、大学に行ってほしいとか、もっといい生活ができるよう稼げる人材になってほしいという話をよく聞きました。中学校の先生方にもヒアリングしましたが、教育環境の改善を求めている方は多かったです。

―色々な思い出がありますね。中でも、最も思い出深いエピソードは何ですか?
初めは話しかけてもあまり反応してくれない男の子がいました。でも、絶対に仲良くなろうと思って会話したり一緒に遊んだりしていたんです。そうしたら最終日にすごくたくさんコミュニケーションを取ってくれて。最後は寂しいと泣いてくれていました。こちらがめげずに話しかけたら心を開いてくれるんだなと思いました。

また、別のイベントで日本に来たカンボジアの子と再会したことも思い出深いです。会ったとたんに「元気?」「日本でここに行ったよね!」と話して。当時の写真を見せながら、「これが楽しかった」など、ジェスチャーで会話しました。

現地に行ったからこそわかるカンボジアの課題と今後の取り組み

―カンボジアでの楽しかった思い出は何ですか?
去年のカンボジア訪問で仲良くなった子たちが、自分のことを覚えてくれていたことです。私が車から降りたら駆け寄ってくれて、名前を呼んでくれました。その子とは滞在中にさらに仲良くなり、いろいろな遊びもしてとても楽しかったです。

また、滞在中に気候や食べ物で体調を崩してしまい、少し横になっていることがありました。その時に心配した小学生の子が来て、声をかけたり靴をそろえてくれたりしてくれて。言語も伝わらないのに優しくしてもらったことが、とても嬉しかったです。海外への支援はお金を渡すことも大切ですが、現地に行ってそこに暮らす人と触れ合うことも大事なんだと思いました。

―たしかにそれはとても大切なことですね。滞在中、大変だったことは何かありますか?
カンボジアはとても暑く気候が合わなかったことが大変でした。小学校の教頭先生の家にステイさせていただいただき、他の家に比べると大きくて設備が整っていたのですが、それでも慣れませんでした。また、ナンプラーを使ったエスニック料理が合わずに食事ができなかったことも苦労した点です。一緒に来ていたメンバーがインスタントおかゆを持って来ていたので、それを食べたりお菓子や飲み物でしのいだりしていました。

―それは大変でしたね。そんなピンチも乗り超えて色々な情報を得たと思いますが、実際にカンボジアに行って現地にはどんな問題があると感じましたか?
教育環境が整っていないことが大きな問題だと思います。カンボジアは子どもの数が増えているのですが、学校の数は変わりません。そのため教室あたりの生徒数が50人以上になってしまっているんです。使えるスペースは狭いし、勉強に集中できません。これは、都市部ではあまり見られない傾向です。歳と村では経済格差があり、村にいる人は避妊する方法がなくて子供がたくさん生まれています。

また、衛生面も問題ですね。狂犬病の注射をしていない野良犬がいたり、シャワーがなくて雨水を浴びたりしています。ごみのポイ捨ても当たり前で、道端は汚いです。手を洗う文化もありません。

―今回カンボジアに行ったことで、自分自身の中で変わったことはありますか?
現地に行って、自分の軸で考えることが大切だと気付きました。カンボジアに行く前は、日本より衛生的ではないことや電波がないことなどを理由に、少し憂鬱な気分でした。でも、現地に行くとそんな気持ちが吹き飛ぶくらい、子どもたちが楽しそうでした。それにエネルギーをもらいました。カンボジアへのイメージが180度変わったので、人から話を聞くだけなど受け身の姿勢ではだめで、自分で体験して軸を持って考えないといけないと思いました。

また、子供たちが私たちを温かく迎えてくれたり、別れの時には大号泣したりという姿を見ると、「この子たちが学びたくても学べない状況にあるのがもやもやする」と感じました。みんながしっかり勉強できるよう、SWITCHの活動を頑張っていきたいと思っています。

―来年以降も、カンボジアでの活動は継続されるんですね。
はい。来年以降のプロジェクトについて、いろいろと考えています。現地の人は文化交流がしたいと言っていたので、何かできたらと思っています。また、大学訪問の際に「日本が戦後どう発展したのかを知りたい」と話していたので、そういったテーマを設けるのもよいかなと。

―来年はまた、アップデートしそうですね。最後に、Switchに興味を持ってくれた方に一言お願いします
私は、SWITCHに入ったからできたことがたくさんあります。カンボジアに行って運動会をするため、日本でどんなイベントをしていくらお金を集めればよいかなど、一気通貫で経験できました。大学生の可能性を最大限試せるのが、SWITCHの魅力です。

「楽しいから始まる社会貢献」が私たちのキーワードなので、参加者に楽しいと思わせながら、そしてメンバー自身も楽しみながら社会貢献をしています。社会貢献をしたい人はもちろん、時間が余っている人や何かやりたいと思っている人は、ぜひご連絡ください。

学生団体SWITCHの詳細はこちら
https://switch14th.wixsite.com/website-1

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