愛知県のサステナブルな体験ができる宿・ゲストハウス6選!

愛知県で、サステナブルツーリズムをしよう

皆さんは旅行に行くとき、どのように宿を選びますか?今回は、サステナブルな旅に繋がる、地域との交流や自然体験ができる、愛知県内の宿泊施設やスポットを紹介します。

1.名古屋エリア

喫茶、食堂、民宿。なごのや

名古屋駅と名古屋城を結ぶ道に位置する円頓寺商店街。かつては商人の街として栄えた、名古屋で最も古い下町情緒あふれる商店街です。
そこで80年以上にわたって地元の人々に愛された老舗喫茶「西アサヒ」というお店が、生まれ変わってできたのが「喫茶、食堂、民宿。なごのや」。

画像引用:公式Instagram

2階はゲストハウスとして、1階はもとのお店「西アサヒ」の名物だったタマゴサンドやコーヒーを提供するカフェレストランとして営業し、地域の人と世界中の旅人が自由に交流できる社交場になっています。名古屋周辺のディープな魅力に触れられるツアーも開催しています。

・しぼりの宿 MADO

名古屋市緑区有松。有松地区は「絞り染め」の町として、技術と文化を発展させてきました。MADOでは、実際に染物体験ができます。布をぎゅっと絞って染める「絞り染め」は、色の入り方にムラが出て、絵付けにはない有機的な風合いが生まれます。

画像引用:しぼりのやどMADO

またかつて江戸と京都を結んだ東海道の街並みが、今もそのまま残るこの地域。MADOも歴史ある古民家を改装した一棟貸しの宿で、格子窓から漏れる日光、江戸情緒ある町並みの眺め、そして絞り染めの布の温もりなど、伝統をじっくり堪能することができます。

Glocal Nagoya Backpackers

名前の「Glocal(グローカル)」とは「Global(国際的な)」と「Local(地域の)」を掛け合わせた言葉で、地元の若者たちに旅するような日々、多文化共生の楽しさを届けたいという思いが込められているそう。倉庫だったビルをリノベーションし、カフェ&バーのゲストハウスにしました。

画像引用:公式Facebook

バーカウンターには世界各国の100種類近いビールが並ぶほか、様々な国の文化や料理をフィーチャーしたイベントが不定期で開催され、本当に世界旅行をしているような国際色豊かな空間です。

2.尾張エリア

ますきち -宿泊・喫茶・土産・案内-(瀬戸市)

焼き物のまちとして知られる愛知県瀬戸市に、2018年オープンしたゲストハウスが「ますきち」です。

明治時代の陶工・川本桝吉の邸宅を改装した宿で、築140年を超える大きな古民家です。できるだけ瀬戸の町にになじむもの・ゆかりのあるものを使いたい、というオーナーの想いから、室内には廃業した窯元から譲り受けた陶芸の道具や、瀬戸市で作られたタイルやガラス作家の照明が随所にちりばめられています。

産業の街なのでわかりやすい観光地は少ないですが、陶磁器が根付いた丁寧な暮らしを知ってもらうため、宿泊ゲストのための町案内が行われます。

画像引用:公式Facebook

市内の窯元さんとコラボしたコーヒカップの販売や、瀬戸の街の情報を発信するWEBメディアの運営など、町の玄関口としての役割を担っています。実際にひと・もの・場所の発掘に楽しみを見出し、リピートする旅人が多いそうです。

3.三河エリア

渥美どろんこ村(田原市)

愛知県の南東部、自然豊かな渥美半島で、有機農業を営む農園「渥美どろんこ村」。食を支える農業の現場から、持続可能な社会の実現に向けて発信できることがあるはず、という想いから”育てて食べる暮らし”を体験できるファームステイ(農家民泊)を行っています。

提供:渥美どろんこ村

米も野菜も、肉も卵もミルクも、ここでたべる食べるものはほぼ全てどろんこ村で作ったもの、というまさに自給自足!

ただの農業体験だけでなく、捨てられてしまう食材を活かした豚のごはん作りや、刈り取った草を鶏やヤギにあげるなど、循環型の農業を通して、自然との共生や命のつながりを学ぶことができます。

▶実際に滞在したレポートはこちら

体験型ゲストハウス danon(東栄町)

南信と遠州に隣接する奥三河の里山・東栄町は人口約3400人の小さな町です。そんな小さな里山の真ん中にある築150年の古民家ゲストハウス「danon だのん」は、地域の人と交流しながら田舎暮らしを体感できる宿です。

コンセプトは「奥三河で暮らすように遊ぶ」。一般的な接客やサービスではなく、その日滞在する旅人とオーナーが地域の旬の食材を使って一緒に料理をし、みんなで食卓を囲みます。

画像引用:東栄町体験型ゲストハウスdanon

春は山菜摘みに筍掘り、夏は鮎釣りや夏野菜の収穫、秋は干し柿作りや栗拾い、冬は炭焼や味噌作りなど四季折々の体験イベント。そして、いつでも満天の星空を楽しむことができます。

画像引用:東栄町体験型ゲストハウスdanon

自然と共に生きてきた奥三河の人々の強さとやさしさに触れ、里山の暮らしを楽しんでください!

サステナブルツーリズムを楽しもう!

宿選びは旅の楽しみの1つ!ただ寝泊まりするだけでなく、その土地の風土や暮らしを感じたり、地元の方と交流したり、伝統文化を体験したり。

ぜひ一味も二味も違う、個性あふれる宿を選んで、新しい旅の楽しみ方を見つけてみてください!

サスタビでは全国各地のサステナブルスポットを紹介していますので、そちらもどうぞ!
【東京】都内のサステナブルツーリズムの事例紹介
国内におけるサステナブルツーリズムの事例紹介

この記事に対するご感想やご意見は、ぜひコメント欄から投稿お願いいたします

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

コメントするためには、 ログイン してください。

関連記事

  1. フェアトレード月間に考える2050年の食の未来。「想像できる?【  】のない未来」イベントレポート

  2. 郊外の畑付きサマーハウスで自給自足を楽しむジョージアの夏

  3. 【北海道】「知床クマ活」、人とクマが共存するサステナブルな世界実現に向け

  4. 新しい旅のスタイル「おてつたび」を大学生がGWを利用して実際に体験

  5. 【東京都】友達と行きたい!ヴィーガン・プラントベースメニューのある飲食店9選!

  6. 【関東】埼玉県のサステナブルツーリズム5選!事例紹介

  1. 男の育児バイブル『FQ JAPAN』2025年夏号 サスタビ…

  2. 「旅は人を育て社会を創る」情報が飽和する時代にこ…

  3. 旅/観光という対話の回路をつくる:旅と観光が必要…

  4. 地球も自分にも心地よく。エシカルライターおすすめの旅に連れていきたいサステナブルグッズ7選

    地球も自分にも心地よく。エシカルライターおすすめ…

  5. フィリピンのリゾート開発の裏側で起こっていること…

  1. 「多様性」と「人それぞれ」:旅の役割

  2. 「開拓主義」をのりこえる:「観光のまなざし」から…

  3. 沖永良部島でサスタビ!サステナブルツアー参加レポ…

  4. ジャパントラベルアワード2025が開催。今年の「日本…

  5. 第4回サスタビエピソードチャレンジ(旧:フォトコ…

月別記事・レポート